Land of Riches


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 2020年10月31日(土)   絢爛 

トーハクの桃山展に行ってきました。展示内容に興味あったのですが、
2400円は高いな…と思っていたのです。しかし実際行ってみたら
高いなんて思ってすみませんでした!という気分になりました。

桃山、は江戸時代中期になって伏見城の跡地に桃が植えられたことから命名され、
時代名として不適切ではないかという(安土城・伏見城はどちらも10年未満の稼働)
声もあるのですが、今回は美術が主体なのでタイトルとして押し切っています。

なにせ展示されているのが上杉家の洛中洛外図(いくつか洛中洛外図が展示されてたけど
圧倒的に綺麗)、伊達家で鎬藤四郎が収納されていた箱、初花茶入、松林図屏風など
話には聞いてますやら他の図録で見ましたやらとにかく有名作品ばかり。
良くこれだけかき集めたものだと唸りました。長政さまが見たら卒倒するでしょう。
1国に相当すると謳われる名器があれもこれも、ですから。

豪華な顔ぶれだとやはり屏風などに人はたまりやすく、刀剣…特に刀身は
あまり人気ないのだとも再確認しました。拵えの方がまだ人目を惹くんですね。

姫鶴一文字、ついに本物見ました。すり上げしたくないと女性が夢に出て哀願したと
言われてますが、姿からして少し詰めているのではないかと感じました。
刃文は日光助真や本館にあった岡田切の方が美しく見えました、私には。

そう、本館も常に5人くらい待機列がある三日月はじめ豪華なラインナップでした。
石田正宗や石田貞宗など。桃山展も主催者推奨の90分観覧は無理があると感じましたが、
特別展見た後に常設を見るのは大変でした。主に脳内の糖分が。
入館前に上野公園のスタバで大学芋フラペチーノ補給したんですけど。

あの時代、大名として生きていくのに必須な領域の幅の広さには毎度驚かされます。


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