Land of Riches
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刀ステ観劇のために京都へ行く遠征より帰還しました。 遠征中の出来事については、おいおいLRの過去日付に追記していくとして、 今どうしても書き残しておきたい事項を一つ。
先週半ばからスマホのバッテリーが寿命を迎えたらしく、 フル充電に15時間近く要していたりもするのですが、 (新しい端末は購入済ながら、宅配BOX入れられないため、いつ受け取れるか謎) お陰で今日まで全然拾えてなかった情報があるんです。 それは、修行から帰還した加州清光(うちの本丸の初期刀です)の性格の悪さ。
いや、私の本丸は明日帰還するんですが、まあ確かに3通目で怪しい気配は感じました。 独占欲の強いヤンデレ?みたいな。某所のコメント欄で言われていた、 まさかとうらぶ初期によく見かけられながらも、正しくない解釈だと叩かれた結果、 現在ではほぼ消失したと思われるヤンデレ清光が正しい設定だったとは!がぴったりです。
おやおやとwikiで出来上がってる台詞一覧見たら、まあ酷い酷い。 極になって口が悪くなったと言えば我が一押しのへし切長谷部ですけど、 それすらも可愛く見えるぐらい気持ち悪いです…汗のにおいとか…。
特の段階では、主の一番になりたいと渇望しながらも口にしないキャラだった長谷部。 極になってからは、それを躊躇せず告げてくるように変貌します。 それがよく現れているのが、修行見送りと鍛刀台詞。 修行見送りは、それでも近侍に据えてるせいで何回も聞いてしまって、 悪い意味で慣れてきてしまっているのですが、鍛刀はキャンペーンになると 近侍から外してしまうくらいに苦手です(後藤くん辺りにお任せする)
それでも、長谷部はまだ、そういう欲望があると匂わされていたので…。
いや、そんな愚痴が書きたかったわけではないです。 書きたかったのは悲伝の話。 (以下ネタバレ入ります)
悲伝では長谷部は極になり、主の命が絶対であるというぶれない姿勢で 動揺する面々の中では筋が通っていて、頼もしくも感じられます。 三日月との対峙で山姥切を突き飛ばすのは、序伝からのステ本丸での時間の積み重ねで たどり着いた必然なのですが、決して長谷部が積極的に望んだわけではありません。
ステの長谷部は、極になったけれど、他の刀を邪険にしたりはしません。 切られた燭台切のことは作中で二度も気遣うし、山姥切を突き飛ばすのも 主の一番になりたいなんて私欲ではなく、汚れ仕事をできるのは自分しかいないという ある種の諦観(と呼ぶには能動的過ぎますが)に由来しています。
何が言いたいかと言うと。 未だに会場での円盤予約に踏み切れずにいる悲伝ですが、 「長谷部極」としては、むしろ救いになる可能性を感じたのです、初めて。 末満さんは極が実装されたのを踏まえて、あの突き飛ばしを書いたのだと思ってます。 でも、末満さんは長谷部の性格の悪さはステの脚本に取り入れなかった。 あくまでもあの本丸の長谷部は、不器用な言葉で仲間を振り回しはするけれど、 自分を持ち上げるためだけに仲間をdisるような行動はしません。 不本意ながらも山姥切を主が任命した近侍と認め、彼に強くなって欲しいと願っている。
そういう長谷部でいてくれる媒体があった、という事実が、思いのほか 尊いのかもしれない…と思えたのです。ジョ伝の恋する乙女のような振る舞い、 賛否両論なのは頭では理解できるのですが、私としては、あれがあるからこそ、 他の作品で言い方がきつくても心の幅や深みを感じられると言うか。
悲伝では、刀剣乱舞というコンテンツ全体が想像以上にきつい設定を 抱えている可能性を示唆してくれた作品でもあります。花丸以外は全部きつい、と。
悲しいだけではない、大切なものも内包している悲伝だと、 初めて?前向きに捉えることが出来たような気がしたから、書き残したかったのです。
2018.7.2 wrote
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