Land of Riches


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 2017年01月08日(日)   譲れるところと譲れないところ 

福岡市博は「棚ごと圧し切った」ではないと常日頃から主張しておられまして、
最近もあれこれのツールで刀帳は間違っているとおっしゃられてまして(被害妄想)

福岡遠征は刀ステのチケットが取れた時点で手配をして、この段階ではまだ
とうらぶコラボの姿かたちもなく…昨年ほどは混まないだろう、でも念のため、と
遠征の2日を「博物館以外の予定を入れない」にしたのが、結果的に正解でした。

しかも、ホテルで眼鏡のノースパッドが外れてしまい、これをつけるのに20分のロスタイム。
小倉駅前のシロヤ(1個100円しなかったり安すぎるのに懐かしい味がするパンの店)で
脚本の末満さんも絶賛してたオムレットを頼んだはずなのに実は違うパンを入れられてて、
それでも美味しかったので何も怒りは湧かなかった、というJRでの移動を経て、
福岡市博にたどり着いたのは正午少し前でした。9時半開館なのに出遅れ過ぎです。

博多駅で、まずバスターミナル行っちゃったんです。ヤフドで嵐のライブあるのに!
そりゃAre you Happy?って書かれたグッズもった幅広い年齢層の女性しかいないよ!
(でも思った以上に夫婦や子連れもいたのが流石ジャニーズのメジャーユニット)

1限のとうらぶコラボ缶バッジは全く並ばず買え(小さな既存絵のバッジのみは
寂しいけど混乱を防ぐという意味では良い選択だったかと。他の審神者さんも
ふくやま美術館での転売ヤー跋扈について話していました)
日本号の螺鈿柄ポールで仕切られたパネル+描き下ろし列へ。

日本号の槍はでかすぎてパネルが館外から見えるほど。
長谷部は見慣れた立ち絵ですが、改めて実物大で見れば、私よりは大きくて(178cm)。
間近で見ると、本当に怜悧で美しい顔をしているのですよ。人ではありませんから。

そして描き下ろし…あまりの破壊力にスマホのホームに設定してますが、
最近の小宮さんの絵は目が鋭く、そして陰が濃くなっているので、
パネルはPCで見るよりも更に美麗で…ずっと眺めていたかったです。
そうもいかないのですが!

福みくじでいまいちの引きを当ててから、ようやく入場料を払って観賞待機列へ。
企画展示室を前回は半周ぐらいだったのに、今回は4分の3周で、どう考えても
前回以上に並ぶのは目に見えてました。ただ本体見るだけなら夕方行けばいいんですが、
今回はパネルも見たくて、しかも後で気づいたのですが、市博の閉館(17時半)より
タワー以外のパネル設置施設の方が終わるの早い(17時)ので、
どうしても早めに済ませたかったのです…焦り過ぎてクリアファイルをすっかり忘却…。
(トートバッグがリニューアルして厚手になってたのは嬉しかったです!)

FGOやって時間を潰し(私がやっているのを見てFGOの話を始めた人たちがいて、
FGOユーザの中で女性は2割しかいないらしいのに…と思ったり)
ようやくご対面した本体は、やはり皆焼の飛びが流麗で。
しかし、2週間後も来る、とか、写真が撮れる、というのは
対象への視線をなおざりにする傾向があるところは否めませんでした(微苦笑)
いいんです、2月に機種変したから前回より綺麗に撮りたかったんだ!

企画展示室1の、見えないものを見る、は良かったです。
とうらぶで常用とは違う定義をされている「付喪神」。
本来は100年経ったものには何であろうと宿る…そして、使用者の想いではなく、
誤った使い方によって発生してしまうあやかしなのだと、
代表的収蔵品である付喪神図(妖怪を描いた絵です)を最後に置き
その本体たちを展示の最初に置く構成で見せていました。

見えないものが見えるのは、通常と使った使用法をした場合。
茶道は物を正しく配置することを重視していて、この領域に近いものだという説明には
感嘆を覚えました。物である歌仙が茶道を追求する話も面白そうですね。

グーグルが誤ってむかし探訪館が16時閉館だと案内するものだから、
福岡タワーの入口(入場料払わなくていいなんて太っ腹)で日本号パネルを撮ったら
福岡城に向かい、片足立ちで身長を稼いでいると言われていた長谷部戦闘絵を撮っては
いきなり降ってきた雨に濡れながら友泉亭に向かうというめちゃくちゃな移動をしました。
本来はタワーから友泉亭に向かうルートがスムーズなのですが。
どんな無茶ぶりでも点と点が繋がる西鉄バスの路線網恐ろしすぎです!!

むかし探訪館、前回は藩主の住まいが天守台からどんどん離れている話を
教えてもらったのですが、今回は客のほとんどが本体を見てきた審神者だけあり
(流石に本物と比べると探訪館のレプリカ拵えはくすんで見える)
大河ドラマで岡田さんが演じる官兵衛が長谷部をもらって大喜びのシーンについて
話をされていました。あれ、岐阜なんですよね舞台は。

友泉亭は質素倹約を信条とした黒田家の数少ない別邸なんですが、
これが本当にちっちゃい! さすが黒田家という感じです。
新江戸川公園で空調のきいた室内にいた歌仙が見たら間違いなく笑う、と思うほどに
ジャージ姿の長谷部はただの庭師で、受付の建物の軒下で普通に雨宿りしてました。
紙製だから濡れると傷んじゃうんですよ! それでも受付担当の女性は
遠方から来た審神者である私に気を遣って、特製の敷物に載せて撮らせてくれました。
思わず、邪魔かと思いますがよろしくお願いします、と頼んじゃいましたよ。

それからバスで博多駅に戻り(この途中に福岡城を通る…)ようやく街中でも
食べられるようになった牧のうどんを。想像を超えるやわっぷりでした!

ここから宿泊地の甘木に向かったのですが、想像以上に遠かったです。
乗換駅の基山は既に佐賀県という有様で…筑前は本当に広いんだと実感しました。

2017.1.12 wrote


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