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 2016年05月19日(木)   長谷部漬け2/5日目:福岡市博物館 

断りもなくリクライニングを倒すおっさんに遠慮する義理はない!(挨拶)
#このLRの冒頭は福岡から帰還するANAの機内で打ちました…冒頭は。

立花家史料館の講座のみが目的だった福岡遠征、二日目は特にすることもなく、
11時チェックアウトなのをいいことにのんびりし、大橋駅前始発のバスで
福岡タワーを目指しました(天神を抜けるまでに時間がかかるのは想定内)

返却式コインロッカーで使う100円玉がなく、博物館ではまず売店へ行く羽目に。
1月は品薄だった長谷部や日本号のグッズ(ただし日本号ポスターは除く)も
在庫たっぷりで、貼る場所もないのに長谷部ポスター買っちゃいました。

クオリティ安定の喫茶室で魔女カレーを頂いた後、特別展「魔女の秘密展」へ。
鏡リュウジさんが協力してるから全国を巡回してるのは知ってたんですが、
巡回展をなぜか福岡で見るのはミッフィー展に続き二度目ですね。

キリスト教文化がベースにない日本では、魔女が悪として受容される時代がなく、
ファンタジーで三角帽子や空飛ぶ箒の記号を背負って大活躍(展示の終盤は
イラストレーターや漫画家が寄稿したイラストが)してますけど、
ヨーロッパでは疫病(ペスト)等、世の中が抱えてしまった未解決案件や
ストレスを発散する人身御供として魔女狩りが行われました。
それを活字術が結果として後押ししたりした、負の歴史を展示する展覧会です。

説明読むだけで痛々しい拷問道具や、人間が最も高位の生物なのだから、
その一部を薬とすれば効くはず、という謎理論で使われた砕かれかけのミイラなど、
ちょっとあれな展示物もありました。音声ガイドも、内容のきつい黒と
そういう部分は省いた白の2パターンがありました(使ってませんが…)

1月に並んだ記憶も生々しい企画展示室では、長政の盟友・黒田一成を始祖とする
三奈木黒田家の特集展示でした。黒田二十四騎の大半が後世、取り潰されたり
石高を削減された中、三奈木黒田家は幕末まで大老として歴代藩主に重んじられます。

福岡藩の幕末での混乱で一度は対立するのですが、明治になると関係が修復され、
その際に贈られた書があったりしたのが印象的でした。12代…最後の藩主が書いた
自分と三奈木黒田家当主の頭文字を一文字ずつ書いてるんですよ。BLCP表記かっ。
初代と長政が本当に仲良しだったのは、頬当てをつけるのが一般的だった当時、
つけない一成を心配してプレゼントした一品etc.の展示品からも伝わりましたが、
子孫も不本意な東京移住を強いられた後でも仲良しで、見てて微笑ましく感じました。

幕末の福岡藩は、いわゆる佐幕勤王・開国攘夷の二元論で語れない部分があって、
先達がまとめて下さったの読んでもいまいち把握し切れずにいます。
藩主自身も出自の問題もあったりして(他家からの養子が続いていた。
11代は薩摩島津家からの養子)立場が明確でないというか…。
10代は拵えを作り、11代は長谷部を指していたので、いつか書いてみたくはあるのですが。

常設展でも長政のせりふをイメージしたと思われるコーナータイトルが
あるのに初めて気づいたり(福岡市博物館の展示キャプションは
全体的にゆるめ)新たな発見がありました。来館者アンケートでは
前日のお礼と、刀剣イベントを福岡市博でこそやってほしいと熱弁振るってみました。
それが翌年になって実現するなんて、この時の私は当然知りもしないのですが

2017.1.11 update


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