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Land of Riches
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金曜日から熊本城おもてなし武将隊の官兵衛さまが赤坂に来ていたと 夜、知りました。残念。月曜までいらっしゃることも手遅れになってから気づく失態。
今日はお取引の受け渡しに向かった時点より電車のダイヤが乱れまくるなど (当初は池袋にぽてだんを見に行く予定でしたが、ラインナップのネタバレ情報で放棄) 波乱の運気でしたが、ダメな時は何をやってもダメな方向に転がるものです。
夜は、ミュージカル刀剣乱舞トライアル公演千秋楽のライブビューイングでした。 ↓ ※以下ネタバレ入ります ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 人気が爆発した刀剣乱舞ですが、ゲームでのストーリーは現時点ではスカスカ。 (二次創作では、史実という厚みを備えたキャラたちを自由に動かせる魅力となってますが) どうやって劇として成立させるのかと思いきや、大胆なオリジナルキャラ投入がありました。
刀剣男士の敵である時間遡行軍は、ゲーム内では正体不明で意思疎通不可能。 これでは話が進まないので、“オリジナルの元主”を出してきたのです。
登場する刀剣男士は部隊長(初期刀かと私は思っていたのですが、 初期刀なら隊長に任命されただけでああまで喜ばないだろう…という考察に納得)の加州と、 俗に言う“三条”の面々―三日月、小狐丸、石切丸、岩融、今剣。 彼らが5-4こと阿津賀志山に出陣します。阿津賀志山は史実では 義経とは関係ない…といういう突っ込みから生まれたストーリーなのかもしれません。
今剣に義経を切らせる事態に追い込んだ泰衡が、頼朝に大敗を喫するのが本来の阿津賀志山。 しかし、兄との和解を切望する義経の望みを叶えようと闇落ちした佩刀により、 義経は自分と泰衡に待ち受ける未来を知ってしまい、史実では敵である彼と組み、 兄・頼朝を戦場にて追い詰めます。この歴史修正に対して加州隊は出陣するのです。 ゲームでは実際に修正されてしまった戦場はないので、これも大きなアレンジです。
今剣は義経が生きているのを単純に喜び、(名乗りませんが)接触までします。 一方、相棒の岩融は苦悩しつつも正しい歴史を守る役割に徹します。 審神者(声のみ登場の男審神者。1/1発売となるCDの発表ではテンション高くて、 加州につっこまれてました。加州の審神者に対する可愛すぎる愛想振りまきを 如実に再現していた流司さんの原作研究が相変わらず凄かった…)の期待に応えなければ、と 肩に力が入りまくる加州は、マイペース揃いの三条相手に空回り。
それでも、加州と岩融は長く生きているがゆえに達観して見守る石切丸や 三日月(彼が素を見せていたのは小狐丸との内番だけのみ…鍬の使い方が分からず、 おもちゃの刀のように扱うおじいちゃんぶりも、戦場での懐の大きさを見せ付ける振る舞いも その触れ幅を見事に演じ切った黒羽さんの努力がうかがえました)たちに助けられ成長し、 ラストバトルでは闇に呑まれた義経と今剣が涙ながらに戦って、最終的には歴史は守られます。
正直、義経を闇落ちさせるとは思い切ったことを…と感じました。 彼、あるいは弁慶との主従は日本人には人気ありますから。 (実際、ミュージカルを見に行った審神者でも主従萌えしてる人が少なくなく) 義経、弁慶、泰衡、頼朝と名も知られた歴史上の人物を刀剣男士たちの相手に配すという 大胆な派生ストーリー作り、良かったんじゃないかと思いました。 (新撰組や維新志士、あるいは信長が本能寺で…もありそうだと考えるのは自然な流れ)
細かい部分でも、お茶を飲む三日月とか、鈍足の石切丸とか、 情報が少ない中でも役者さんたちはキャラらしさを表現しようと頑張ってて (改めてテニプリの、キャラ情報の濃さを感じるわけですが) 言葉遣いとか呼び方とか仔細に目くじら立てなければ充分楽しめるし、 私の好きな刀剣男士が主体の舞台も見たいと前向きに感じられました。 背景はプロジェクトマッピングで処理されてましたけど、 スクリーンを巧みに使い、どうにか真剣必殺までやってくれました。今剣と岩融が。
ストーリーを膨らますにも限界があり、エンターテイメントとして成立させるのに 2部のライブは必要だったんでしょうけど、歌詞の内容や役者さんたちの歌唱力はともかく、 刀剣男士たちのコスチュームや紋から創出されたライブ衣装(最初は黒い紋入りコート、 次がイメージカラーのアイドル装束、ラストはほぼインナー)と 時には敵兵、時には時間遡行軍と大活躍のアンサンブルの皆様の頑張りで なかなか楽しい時間じゃないか!とこれまたポジティブに捉えられました。 ペンライトも客席で揺れてました!
企画されてから短時間の舞台であり、役者さんたちのSNSでの長くはない吐露を見るに 相当苦労して作り上げられたステージだと思われますし、更にブラッシュアップされた 本公演も見たいと感じさせるだけのエネルギーは発せられてました。
残念なのは、私よりはるかに熱心な人でもなかなかチケットが取れないという 素晴らしい人気だったりするのですけれども。
2015.11.8/13 wrote
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