Land of Riches
Index|Before|After
虫の居所が悪い日は、たまにはある…けれど、それが連日になると辛いです。
トラップ、ドリブル、シュート、タックル…意外性と熱情に押しまくられる 時間がどうしても必要なんです。非日常に間近で接して酔うための時間が。 大臣杯予選は、トップチームが至近距離で見られる、素晴らしいチャンス。
階段を駆け上がれば駆け上がるほど、物理的に遠くでしか見られなくなります。 遠くに行ってしまうことが望みではあるけれど、それを成し遂げた人を見るのは、 眩しい太陽を直接眺めているかのようで、直視できない部分もあります。
この街の、あの場所で、ほんの少しだけ、同じ空気を吸った。ただそれだけ。
今日は人工芝を張り直した東伏見―「18歳の決意」は5年前の5/8―へ行ってきました。 第1試合は、逃げ水が見える程の酷暑。トーナメントだからか、慎重にボールを繋ぐ ボランチに視線を集めながら、PK戦までをじっと眺めていました。PK戦、嫌いです…。
第2試合は糸数→武井(→三門)→千明という線が脳裏をよぎりつつも、 すっかり観客に「横浜FCの中里」扱いされている、短髪のボランチを見つめていました。
メッセージは、全てが、言語として明瞭化されているとは限りません。 サッカーは、ノンバーバルランゲージも飛び交う世界。 それを強く教えてくれたのが、船山さんなのです。
試合後、メッセージ付きのパスをレシーブしました。 4年前の夏が、昨日の出来事のように蘇ってきました。
私は、欲しいものを欲しいと言わないから、手の中のものさえこぼしている気がします。 でも…欲しいと言って、不快な顔をされるのが嫌なのです、辛いのです。 誰かを傷つけ、苦しめるぐらいなら、孤独を味わっていた方がマシだと考えるのです。
|