Land of Riches


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 2010年06月05日(土)   プラスとマイナス 

虫の居所が悪い日は、たまにはある…けれど、それが連日になると辛いです。

トラップ、ドリブル、シュート、タックル…意外性と熱情に押しまくられる
時間がどうしても必要なんです。非日常に間近で接して酔うための時間が。
大臣杯予選は、トップチームが至近距離で見られる、素晴らしいチャンス。

階段を駆け上がれば駆け上がるほど、物理的に遠くでしか見られなくなります。
遠くに行ってしまうことが望みではあるけれど、それを成し遂げた人を見るのは、
眩しい太陽を直接眺めているかのようで、直視できない部分もあります。

この街の、あの場所で、ほんの少しだけ、同じ空気を吸った。ただそれだけ。

今日は人工芝を張り直した東伏見―「18歳の決意」は5年前の5/8―へ行ってきました。
第1試合は、逃げ水が見える程の酷暑。トーナメントだからか、慎重にボールを繋ぐ
ボランチに視線を集めながら、PK戦までをじっと眺めていました。PK戦、嫌いです…。

第2試合は糸数→武井(→三門)→千明という線が脳裏をよぎりつつも、
すっかり観客に「横浜FCの中里」扱いされている、短髪のボランチを見つめていました。

メッセージは、全てが、言語として明瞭化されているとは限りません。
サッカーは、ノンバーバルランゲージも飛び交う世界。
それを強く教えてくれたのが、船山さんなのです。

試合後、メッセージ付きのパスをレシーブしました。
4年前の夏が、昨日の出来事のように蘇ってきました。

私は、欲しいものを欲しいと言わないから、手の中のものさえこぼしている気がします。
でも…欲しいと言って、不快な顔をされるのが嫌なのです、辛いのです。
誰かを傷つけ、苦しめるぐらいなら、孤独を味わっていた方がマシだと考えるのです。


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