Land of Riches


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 2004年03月30日(火)   Four Elementals 

swiftという単語から85年組を思い浮かべ、その4人から四大元素を連想した
私の思考、もとい想像力は一体どうなってるんでしょうか(笑)

Earth=小林祐三さん(敵の攻撃を跳ね返す強固な壁、全てをこなす土台)
Water=石川直樹くん(水は喉の渇きを癒し、また何かを押し流すこともできる)
Fire=菅沼実さん(敵を焼き尽くす焔、闇を照らす光、変化をもたらすもの)
Air=広庭輝さん(快く吹き抜ける風、間を満たすのに不可欠な空気)

友達は欲しいです。常に欲しいです。仲良くなりたいと思ってます。
でも、練習や試合を見ている時間は、私にしては他人(=選手)へ気を取られ
不安に心を奪われることが少ないので、人にいてほしいのはそこじゃないんです。

今、一番辛いのは寝なきゃと思ってから眠りに落ちるまでの時間。次に辛いのは
帰らなきゃと思って家へ帰る間と、家の鍵を開ける時。帰ったって誰もいないのです。
待ち構えているのは孤独に苛まれる夜。ものすごく夜が嫌いになりました。
考える意欲と気力を奪われるので、まだ働いている最中の方がマシなくらいです。

自分には帰る家がないと言って泣き、帰る場所がきっとできると慰められて
何年になるでしょうか。いまだに帰って落ち着ける場所はこの世にありません。
(実家にいたって自室にいるんだから、今の独り暮らしとほとんど変わらない)
どこへ行っても浮いている自分を感じ―それはスタジアムにも言えること―
違う、ここも違うとうなだれ続ける日々が続いてます。むしろ、この世自体が
仮住まいなのかもしれません。しょうがないから、刹那の癒しに身を委ねて。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * *

唐突に思い立って、鹿島のクラブハウスへ行ってきました。都内にいた時点で
今にも降り出しそうな空だったのに、買おうか迷いながらも、傘を持たずに
バスへ乗り込みました。ちょうど練習開始時刻ぐらいに到着したのですが、
外にいるのは中田浩二さんだけ。心が曇りました…自分でははっきりと
意識はしてなかったけど、私は間違いなく羽田さんが見たくて足を運んだのです。

ぱらぱらと雨がちらついてきたので、諦めて近くもないコンビニまで
ビニール傘を買いに歩きました。30分近くを費やし、ピッチではなく反対側の
マシンルームをのぞいてみました。珍しく、3枚も窓が開いていたのです。
ちらっとのぞいて、すぐに開いていた理由が分かりました。全員集合ではないかと
思えるぐらいの人口密度…新井場さんや小笠原さんの姿が見えました。
他の見学者は、結局、50分近く浩二さん一人を雨の中見ていたわけです。

コーンやポールの間を駆け抜けると、ぐさぐさとポールが刺されたピッチの
4分の1程度に集まってミニゲーム…と呼べるのか、二組でボールの奪い合い。
プレスのかけ方の確認でしょうか。その後、片側の両コーナーに分かれて、
少し下がった位置でボールを受け、右から左(逆側より左から右)へ走りながら
シュートを打つ練習。試合では、必ずしも理想的な体勢からシュートを
打てると限りませんし。小笠原さんがゴールを決めた選手に拍手を送っていたのが
目に付きました。キャプテンとなって周りを見るようになったと強く感じます。

あと、野沢さんの背負う空気というか、漂わせるオーラが柔らかくなったように
感じました、心なしか。昨年はもっと刺々しかったような。境遇の変化を知る
私の目にフィルタがかかっている可能性ももちろんありますけど、青木さんの
常に緊張したような固い空気との対比が、より強く感じられたのです。
ちょっとしたインターバルにも、頭へボールを乗せてみたり、ボールとじゃれあう
姿なんかにも余裕が見えました。自分がするサッカーに自信もついてきたのでしょうか…。

若手(無理やりカテゴライズすると、この表現)以外は、これであがりでした。
続いてポストプレーの練習。各自クサビとなって、ボランチ(例:青木さん)から
入ったボールをサイド(例:大谷さん)へ戻す、あるいはサイドから入ったボールを
ボランチへ返す、これの繰り返し。ゲームでは間に当然相手選手がいますから、
それを想定して速いボールを返すように何度も注意が飛びます。最初は
マーカーなし、次は形だけのマーカーがつき、最後にマーカーのチェックが
入りながらでも後ろへ戻せるように…と。ちなみにマーカーを務めるのは
セレーゾ監督と奥野コーチですから、かき出そうとする足つきも本格的です。

更に、二人のマークを外して反転してシュートを打つ練習―ハードマークに
康平さんあたりはシュートまで持っていけないこともしばしば。大抵の選手は
それでも足元で持とうとするんですが、野沢さんだけは自分から…そして
マーカーからも離れた位置でぴたっとキープできる(他の選手は足元すぐでも
ボールは不安定)ので、さすがだな、と感心しながら見てました。アテネ世代が
上がってもセレーゾは誓志さんたちのシュート練習に最後まで付き合って
(あれは選手の居残りというか練習の一環と呼んだ方がいいのか)いて、
なんて熱心な、サッカーの好きな監督なんだと思いました。レイソルでも
居残りしている人はいるけど、あくまで自分が一人でやっている感じなので。

鹿ガーデンに「ボンバー深井」というメニューができたのは知っていたんですが、
口にするのが恥ずかしくてオーダーできませんでした(死)チーズ味と
キャラメル味があるんですけど、圧倒的に前者が人気でした。本山スペシャルは
オーダーするのに恥ずかしかったことはないんですけど、なんででしょう?

出待ちは全くしなかったんですが…何度もしつこくマシンルームをのぞいて、
そして見学席へ戻るなんてのを繰り返して、この喪失感が嫌で、どうしても
アントラーズを避けてしまったんだと改めて感じました。ターゲットが、
移籍していなくなったわけでもないところが、また辛さを増すというか。

私は弱くてずるい生き物だと思いました。“彼”は逃げるわけにはいかないのに。

Secont half wrote on 2004-04-03


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