Land of Riches
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おいしいものが目の前にあっても、食べられないのは不幸―指摘されるまで 気づかなかったけれど、私はかなり食に対する執着心が強いようです(苦笑) …って変換したら「職に対する」って出るし(涙)
戻ってきました。今日も昼近くまで寝てて、もうなんだかなって感じです。 家の用事で帰ったってことで旅費を出してもらえて、のぞみでご帰還でしたが、 あれを使うと、本当に距離感が狂う…東京と名古屋が廊下のように思えます。 見事、公務員になった弟(ソツキでイタリアへ行くらしいのですが、友達が ローマが見たいだのボローニャが見たいだの「俺の神様バッジオを 見たい!」―マジでこう言っていたらしい―だのあって、何万も払って セリエAを何試合か見るんだとか。弟は別にサッカー好きじゃなくて、単に 有名なものを見たい人なんですけど)が就職したらそうなるだろう、と ぼやいていたのですが、そんなものでいいんでしょうか? 違いませんか?
名古屋から岐阜まで、そして東京から柏までの方が辛い―のんびり構えすぎて 常磐線は帰宅ラッシュ。食料を詰め込んだドラムバッグを持つ邪魔者は、 反対側のホームを滑り込む電車を眺めては、ちょっと前までの自分がそちらへ 乗っていたのを思い出しては、欲しいものを全て手に入れることなんてできない、 何かを手に入れるには、代わりに何かを手放さなきゃならないこともある、なんて 思ってました。私は明らかに何か―昨日約半年ぶりに会ったM嬢は私の言葉が 高校や大学前半の病む前のようだと言った―を得て、確実に何かをなくしてます。
のぞみを使うと早い、と感じるのは、これまで使ってなかったから。2002年の 秋に何かが狂い始めてから、青春ドリーム(5000円)から通常の夜行バス、 ぷらっとこだま、そしてのぞみに18きっぷといろんな物を使って上京しましたが、 月に一度のペースで通っていましたから、ほとんどそうやって移動する距離を、 そのすべを稼いでいたようなもので…そんな生活と、この暮らしを維持するために お金を稼がなければならない今と、どちらがいいのか、なんて考えてしまいました。
距離、というよりは移動時間に対価を払う、そのために働く…働いていた。
法事で、親が理由も分からないまま私が引っ越したと言い、それを受けて 叔父が「今もサッカー・サッカーなのか?」と訊ねてきました。肯定したくなくて 曖昧にごまかしたけれど、そう言わずしてなんと言う、といった調子の生活ですし (それは私の明日のスケジュールを確認すれば一目瞭然のこと) 天皇杯にも選手権にも指摘通り行っていたし、平山相太がいかに素晴らしい “人格”であるか熱弁を振るっている時点で、もうダメなのです。何もかも。
自己否定はいらない、肯定を、直視を。
wrote on 2004 1 20
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