Land of Riches


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 2002年11月20日(水)   朝の錬金術 

この言葉の響きがいい、と感じる私はどこか道を踏み外しているのかしら…。

マックなどファーストフードといえば、私にとっては旅先で世話になるものですけど、
(せっかくだからお金を使ってでも名物を、という考えにはまずならない(不幸))
久しぶりに新岐阜駅近くのマックへ行って、普段の生活ではほとんど気にならないのですが、
岐阜市はまだごみの分別を全然しなくて良いことに改めて気づきました。最近は
どこへ行っても可燃物・不燃物・氷や飲み残し・吸い殻に分類するのが普通かと思います。

久々といえば、お金を出して岩波文庫を買ったのは大学時代レポートを書くための
デカルト『方法序説』以来であろうという、アラン『幸福論』を購入しました。
(昔から余裕があればニーチェとかカントとか読んでみたいと思ってだけはいるのですが、
文学部なら大学時代に読破しておけ、という感じです。いくら日本文学専攻でも)
某くんありがとう(爆笑) 読みやすくて良い本です。タイトルこそ堅苦しいですが、
これはおそらく他の哲学者と合わせた(ラッセルやヒルティなど同名の著書がある
哲学者は他にも)誤訳で、直訳すると『幸福についてのプロポ』となります。
プロポは“哲学断章”と訳されていますが―この本は哲学教師であったアランが
新聞に毎日連載していた文をまとめたもので、その性質からプロポ一つ一つは
さして長くもなく、表現も難しくはないのですが、簡潔ながら非常に奥が深いです。

私もこうやって不定期にだらだらLRを書いてますが、情けない限りです。web上の
物書きは字数にも時間にも縛られず、まさに好き勝手書くことができますけれど、
(これが逆に締切へ追われないと書く気を起こさない私の遅筆ぶりを加速させてます)
それだけの自由がありながら、ろくな文章をしたためることができないのですから。

ちなみに、さすが20世紀の本というべきか、サッカーの話も結構登場します。他にも
アスリートが練習へ励む心理が取り上げられていたり、まあお似合いというか…。

サッカーであれ学問研究であれ、規律を認容しそれにしたがうから幸福なのだ。(87 克服)


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