Land of Riches
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2002年10月20日(日) |
THE EDGE OF LOVE |
あー…全身に感情が、雑多な感情の破片たちが渦巻いているのに、それを吐き出して 言葉にすることができません。いや、目に映るもの聞こえてくるものを正しく 認識することもかないません。信じられないことにアジア大会決勝から“まだ” 1週間なのですが、どうもあれ以来理性は摩滅し、神経だけが過敏になり、些細なことで 過剰に反応し疲れ果てる繰り返しです。まあこの1週間何があったかといえば、 基本的にはアジアユースなんですけど。ええ。アジアユース。
インド戦はエコパでエナジーを使い尽くしたらしい私にはきちんと見ることができず、 非常に曖昧な印象しかありません。思い出せるだけでも書いておきましょうか。
永田>> 生で“松本キック”(笑)を見た後だと山なりフィードはインパクトが薄いです。 青木さんみたいなストレートなキックの方が好みなのかも。むしろグラウンダーに 萌え(ダメじゃん…)です。執拗に攻め上がる上に永田さんへ譲っていたらしい サウジ戦とうって変わってフィードを蹴りまくる(爆)角田さんを見ていて、自然と 「今日は永田にアシストがつくといいなぁ」なんて思いつつ見ていたのですが、まさか 本当につくとは思いませんでした。それもゴール左へ駆け上がってのマイナス クロス(これもグラウンダー)。何か違う(笑)守備に関しては相変わらず「永田の ミスを数えましょう♪(解説:U-18が新潟国際である意味伝説的な試合を行った際に 生まれた多数の佳曲の一つ)」なんですが。特に後半の、意識が消失しそうな時に やらかした即失点ものの大過失には全身に衝撃が走りました。ああう。次の試合は “ボールをさばく時の背筋の伸び具合”に注目してみたいです。誰かに似ているらしい…。
角田>> 格好良いです。何をしても素敵。明らかに状況認知というか心構えが他の全員と 違います。上にも書きましたが、なぜサウジ戦でほとんど永田さんに蹴らせたのか 分からないぐらい蹴りまくってました。この辺の役割分担は約束なのかしら…。
今野>> 私が見に行った時は腕章流転してましたけど、正直、今は今野さんの左腕へ落ち着いて 良かったと思います。一次予選も彼が主将で、統率力不足とか言われていたようですが。 失点シーンで動いていたのは今野さんと角田さんの二人だけだったのが印象的。 ちなみに今回のAFC“結構な酷評”レポートの写真は今野さんでした。
菊地>> かっこいいです。角田さんとは違う意味で。角田さんが静なら菊地くんは動??? “怒っている顔の方が惚れ惚れする”タイプらしいです。好きなアクションは相手の ボールにチェックをかけて奪い取りに行くときの初動…何か見方が間違っている気が…。
馬場>> 先発で起用されましたが、あまり印象には残らず。けれど彼が下がってから 「中盤が…」と思ったあたり成岡くんはもっと機能していなかったようです(涙)
坂田>> やべっちFCで言っていたように今は勝ちを追い求める時だと思います。仕事は してくれましたが、AFCでの失望されぶりがスゴイ(苦笑)「playmakerとしての 役割を果たせなかった」って…このチームのプレーメーカーって誰? そのレポートでインドの敗因はmomentary lapse(一瞬のミス)に集約されてました。
矢野>> カッコイイです。存在そのものが(笑)もっと彼のプレーを長く見てみたいんですけど、 かなわぬ夢でしょうか。次は角田さんがうまく警告をもらって累積消化、他の メンバーもいろいろいじってくるとは思うのですが。うぐぐ。
次はJの補足というか新聞記録。八田さん頑張ったんですね…というか、日刊なにわwebや スポニチOSAKAも隅から隅までチェックすべきでしょうか。とりあえずエコパ分。
▽サンスポよりエンゲルス監督のコメント 「負けは守備陣のせいではない。ゴール前でのシュートの精度が足りなかった」
▽スポニチより 「ラインが合ってなかった。もっと抜かれた後の対応を考えないと」とはDF松本。 後半こそ得意の空中戦でピンチの芽を摘み取ったが、反省ばかりが口をつく ホロ苦Jデビューとなった。
▽日刊静岡版より 池田は落ち着いていた。前半20分にはU-21韓国代表MF朴との1対1に競り勝ち、 後半7分には決定的なスルーパスをカットするなど、終始安定した守備を披露した。 「どうしても勝ちたかったですから」 1点は奪われたものの、6試合ぶりとなる チームでの公式戦を勝利で飾り、安どの笑みを漏らしていた。全試合に出場した アジア大会、準々決勝で圧倒的に中国に攻められながら完封したのが自信につながった。 「いい経験をさせてもらいました」 前半13分に相手選手と接触、左肩から落下したが 「代わるつもりはなかったです」 左手が上がらないほど痛みはひどかったが、 ハーフタイムにはテーピングを巻き後半もピッチに立ち続けた。 後半からJ1リーグ初出場を果たしたMF太田もスピードのある突破で存在をアピールした。 池田を中心としたヤングパワーが台頭してきた清水が残り6戦で意地を見せる。
書こうとして忘れかけていたことがありました。今日、鹿島のクラブハウスで毎年恒例 チャリティオークションがありました。Sさんによると羽田さんはユニフォームを 出したようで…いわく「えっとー、僕が一番輝いてた頃に着てたユニフォームでーす!」
お姉さん泣きたいですよ。残念ながら羽田さんの勇姿は記憶とビデオの中にしかなく、 左腕の赤い腕章(SBSで永田さんがオレンジ巻いたり今カタールで今野さんが黄色 巻いたりしても反応しないのに、上の年代が赤を使っているとその“色彩”に 反応します。本当。ちなみにadidas三角の部分が黒いとビンゴだけれど、最近のは 白い)や白の24番への追慕もぼんやりしてきています。実際、この文章を書くために 羽田さんの想い出―プレーの記憶を刺激してみたのですが(白24とか言っているのは それが一番印象深いから。あまり14番は見てないようです)冴え渡る読みや鮮やかな インターセプトではなく、ただ心配している、その“感情”ばかりが思い出されました。
理由は明白、その感情だけは現在進行形だから。アジア大会決勝でデジャヴに とらわれバッシングに心揺れたのもそうですし、永田さんの“認知”そのものが 延長線上というか、変質した愛情というか。いや、もともと類似の系譜という 考え方自体が何かのオマージュとして新しい何かを見るやり方なので、ダメなんですけど。 …CB好き自体は、西ヶ谷さんから続くものだとは思いますが。
ユース代表の5番。3バック中央の、スイーパー系。茶髪にのほほん笑顔。
だからサウジ戦、特に序盤顕著だったフィード連発に覚えたのは“違和感”であって、 私は“誰かとは違うナガタミツル”の定義を要求されたのです。いや、細かく見ると かなり違うんですけど。別人だから当たり前なんですが。分かってます、この見方では 永田さんに対してものすごく失礼だと。だから変えたいんです、いろいろ見て、聞いて。
私の中で像が確立した時、きっと彼はただの系譜継承者になる―
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