Land of Riches
Index|Before|After
2002年10月14日(月) |
Dancing Mad |
タイトルはFF6のラスボス曲です。FF6では愛を知らなかったセリスの純情が好きです。 古傷を抱えるがゆえに優しいロックは、かなり理想の性格に近い人かも。
今日のテーマは“この時勢にあえて”青木さんです。支離滅裂でしょう。昨夜から いろんなことが頭を巡って混乱、いや混濁したままですから。それでも書きます。 …だから、書きます。許容して下さる方のみお付き合い下さい。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2002/10/14/01.html >涙があふれるように流れてきた。青木は何度も顔をぬぐった。その横にはうつぶせに >なったまま号泣する三田がいた。1点目は2人がお見合いしたボールを取られたもの。 >2点目は青木が三田に出そうとしたパスが相手に当たり、そのままシュートされた。 >「見ての通り。コメントのしようがないです」。1つのミスが致命傷になる。 >それが真剣勝負の怖さだった。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200210/st2002101402.html >3戦連続無失点だったDF陣が、まさかのミス。けがから復帰したDF青木(鹿島)を >投入直後に「(青木と)2人で『OK』と言ってしまい、2人とも足が止まってしまった」 >(DF三田)という行き違いから先制された。ぶっつけ本番で臨んだ青木は >「見ての通り自分のミス」と号泣した。
ファイナルを見て青木さんのミスに敗因を帰結するのは自然な方向だと思います。 バッシングされるだろうなと即座に思いましたし、実際(あまりサーフィンをしない 私が行き付けのページを普段通り見ただけなのに、いくつもの箇所が耐えられなくて ウィンドウを読みかけで即閉じしてしまったくらい)されているのですが、 矛先になるべき対象はあの“ミス”であって、青木剛という人ではないと思うのです。
以前にも書きましたので繰り返しになってしまいますが―気持ちは大きくパフォーマンスを 左右すると思います。市川さんの口癖。持たねばならないのは、過信ではない自信。 U-21の少なからぬ選手が、リーグ戦ではいいものがあるのに、代表でプレーすると なぜかパッとしないと言われ、事実そうかなとも思う時があるのですが、それは 代表チーム自体が実績を持たぬゆえに、五輪代表でプレーすることに自信やプライド、 あるいは快さを感じられなかったからと推察されます。今回、彼らが試合を重ねるごとに 良くなっていったのは、言われているコミュニケーションの確立もあるでしょうけど、 目に見える結果を出したことによる自信の獲得も大きいのではないでしょうか。
あと、これは全く現実にそくした考察ではないのですが、「クラブユースor高校」の ごとくその優劣が論され、いまだ答えが出てないと思われる「試合に出られる さして強くないチームorなかなか試合に出られない強いチーム」問題で、現代表監督の 哲学からしてフル代表では後者で間違いなしだとしても、アンダーエイジでは どちらかといえば前者の方が(どうしても短期的に見ざるをえなくて)ベターでは ないかと感じました。あくまで私の一瞬のフィーリングですけど。
青木さんは自他共に認めるマイナス思考です。これは過去形かもしれません。 最近の語録が手元にないので。幼い頃から何かにつけ自分を無力だと思い、 選抜に呼ばれても、“少年には別世界だった”育英へ入っても、ユース代表に なっても、それを実力の正当な評価と思えず、感じた力の差を埋めようと懸命に 練習してきた…これは、という自分の拠り所が欲しくてロングキックを毎日3桁単位で 蹴り続け、ようやく武器として確立しましたが、最近これを活かす姿はあまり 見られません。See The Skyのラストメッセージでも書いていますが、彼の蹴る ボールの軌跡は本当に美しくて、それが出る試合はいい試合だったりしたのですが。
手元にある最新の青木さん語録はai増刊なので、使えないことこの上ないのですが、 そこで彼は1年目、つまり去年を振り返り(現役時代ボランチだったセレーゾ監督の 贔屓となって重ねることができたJでの)途中出場で何もできない自分に不満を 抱いています。「自信が持てるように、毎日の練習で頑張らなきゃいけないと 思っているんですけれど…」そこで彼を表現するために使われている言葉は“迷い” 。 青木さんは体調や感情がとても面に出やすく、練習での顔色から疲労がうかがえたり、 試合でのおどおどした姿に苛立ちを覚えたりさせられます。すごく乱暴な言い方なのを 承知で(現状の数字を調べもせずに)書けば、U-21のアジア大会で起用されたメンバーの 中で、青木さんはリーグ戦での経験は浅い方でしょう。主観を許してもらえるなら、 少なくとも鹿ファンとしての私にとって、青木さんは戦力ではありますが、頼れる 存在というほどではありません。期待はすごくすごくすごく、しているんですけど。
だんだん何が言いたいか分からなくなってきましたね。いや、最初からですが。 昨日書いた通り、国際大会におけるミスでの致命傷、実は古傷です。(傍観者である) 私なんぞの心にも想像というか自己認識以上の深手だったのに、本人にとっては…。 あんなに欲しかった自信を得ることができず、逆に自分の足りない部分をまたしても 痛感させられる結果となったアジア大会。私は、青木さんの持っている力を信じて、 というか認めているので、この悔しさこの悲しみを忘れないで頑張ってほしいと 願うばかりなのですが―あのバックパスにも、帰国後苛まれたという彼に、前向きに なってほしいと望むのは酷なのでしょうか。見返してほしいと思うことは。
楽しんで、とまでは言わなくても、萎縮せず、のびのびとプレーしてほしいです。 本職CBを差し置いて開幕時にリベロとして起用されたのには、必ず理由、裏付けが あったはずなのです。使えない人、認めぬ者をわざわざ投入する監督なんていないはず。 今、とりあえずこの週末に限るとしても、鹿島アントラーズというクラブ自体が (ファンの私ですら首をひねる代表選考とその直後の敗戦により)逆風の中にあります。 でも私はアントラーズを…そして青木さんを応援していきたいと思います。
勇気ガナカッタ―あの苦しみ、あの辛さは地球の裏側へ置き去りにしてきたわけでなく。 どれだけ幻影がちらついても、空想に近いものへ追慕しても、そんな想いも抱えつつ、 私は現在(いま)を見たいのです。未来へつながる現在を。過去よりの連鎖だけれど。 頼りきって甘えきっていた過去を今更反省させられるはめになっても。
…このLRに記録しているのは、あくまで感情であって、私の考えではありません。 思いつくままにだらだらと綴ることを、むしろ率先してやってます。だから、この文を 説得力がないとか言われるのは心外ですので、勘弁して下さい。
私はどこまで逃げていくのだろう…。
ただ一つ言えるのは、自分がこうして思うままに連ねたものをwebに載せた以上、 過度のバッシングをしている人とは同じ穴のムジナ、ということです。 本当に欲しいのは、冷静な分析による敗因解析です。それなら読みます。 たとえどんな厳しいことが書かれていようとも。現実から目を背けたりはしません。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/oct/o20021013_10.htm >2004年アテネ五輪に向けた本格的な日本代表(U-21)が年内に国内合宿を行うことが >13日、分かった。アジア大会にはU-21で出場しているが、U-19代表はアジアユース >選手権(15日・カタール)に出場するために招集されていない。日本協会・田島幸三 >技術委員長は「年内に国内合宿を行いたい」と明言。2つのチームが合流して >初めて五輪代表となる。山本昌邦監督は16日のジャマイカ戦(国立)後にアジア >ユース選手権を視察。現地で、田島技術委員長、U-19の大熊清監督と3者会談を行い、 >今後の方向性を決める。来年1月はカタール国際大会に参加予定。5、6月には五輪の >アジア2次予選で24か国が11組に分かれて、ホームアンドアウエーの対戦を実施。 >10月には勝ち抜いた12か国が3組のリーグに分かれて最終予選を行い、各組1位が >アテネの出場権を得ることになる。「このチームで五輪に行けると思っては困る」と >田島技術委員長は今後、U-21とU-19で激しいサバイバルが繰り広げられることを示唆した。
前から書いている通り、オマージュたるU-21は今回で終わり、真の五輪代表は 現U-19合流後に誕生します。このチームに対する思い入れは、U-21/U-19双方に それなりの感情移入があるにもかかわらず、全く予測がつきません。代表チームは 当然ながらメンツがころころと変わっていく、生き物なのです。それへの想いも まるで恋愛のように移り変わっていくことは必至。シドニーでもそうでしたから。
本大会の登録は、18+4。
私が落ち込んでいる、というか脅えているのは、正直白状すると、アジアユースが (この書き方は正しくないのですが多分今後も使うと思います)控えているからです。 正確に言うと、Nさんが叩かれるのを恐れている―叩かれるようなミスをしないかと ビクビクしているのです。理性では認識してなくても、夢は本能をむき出しにしますから 嫌でも自分の真情を突きつけられます。驚きましたよ、葉とアンナかって(謎) ただのレイソル好きならこんなこと思わずに済むんでしょうけど(自嘲)
田嶋さんは技術委員長として、U-19団長になり、カタールへ行っているのでしたな(猛毒) U-19がアジアを突破できるか、それが今の全てです。五輪代表への昇格はそれを クリアして初めて語れる問題。ユース代表には、まずワールドユースで結果を 出してほしいのです。1983年組は“世界”を未経験ですから。
|