Land of Riches
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2002年10月13日(日) |
全部丸洗い できるものならお願いするのに |
小原昇さんのデビューも、鹿島&磐田だって負けることがあるという主張 (16人目以降が用意できずユースで補充する鹿島…)も、ほんのはずみで 発掘してしまった1993年ものスワローズ選手によるアルバムのダビングテープも、 それ関連で思い出した岡林さんの記憶も、智仁さんの柔らかい笑顔が羽田さんや 永田さんへつながっているらしいという推測も、全部、全部、霞んでしまいました。
アジア大会男子サッカー決勝・日本 vs イラン。
それが結果から受ける印象なのか、冷静に分析しても裏付けられる事実なのか、 今の(テレビでぼんやり見ているに過ぎない)私には判断できないことなのですが。
三田さんと青木さんが泣いていました。
阿部さんをスイーパー(と書くのがベストではないかと判断しこの表記)に据えて以降、 日本のパフォーマンスは向上したように見えます。Winning Team Never Changeに従い、 昇っていった(無論ずっとはらんでいた稼動可能人員の少ないチーム構成の問題も 避けては通れませんが)U-21がファイナル後半で引いた布陣は、逆戻りといえば 逆戻りでした。こう言ってしまうことの是非自体が、試合直後のぼんやりとした 頭では分かりません。なら書くなと言われそうですが、今書きたいのです。 この気持ちを。
1失点目も、2失点目も、ミスが直結したもの。
強烈なデジャヴに襲われました。1失点目の時点で、アから始まる固有名詞 (あえて何かは明記しません)を思い出しました。曖昧かつ鮮明な記憶。 お陰で、2失点目は現実なのか回顧なのか分からなくなりそうなほどでした。
絶対に同じようなシーンを見たことがある。 必ずどこかで同じような気持ちを味わっている。
試合終了後、私は去年の雑誌を探していました。傷痕を綴った言葉、目を背けたくなる 光景と相対してあえて吐き出した言葉を。今の私には、当時とは違う意味で読むのが 辛い文章ですけど―あの頃の予言は、今の現実でもあるから。それでも、めくらずには いられなくて。しかし…まさか陰を宿した面立ちさえ変わらぬものだとは。
涙も。
自分のミスで1点取られたわけですから
メンバー表がかきたててくれたのは感傷でした。勝負の世界では何の意味もなさない、 全くもって後ろ向きな感情。入れ替わりは時が流れた証。でも、でも…ならば、 なぜ、私はこんな、無意味な、過去の言葉を捜したりしているのか、そのことが 実は一番悲しかったのかもしれません。なぜなら、なぜなら彼は。彼は。
絶対に忘れたくないですね/自分の力のなさを痛感しました/気持ちの弱さかなって思います
ファイナルに至るまでの道程は、それでも、十分な収穫だと思います。試合を 重ねるにつれ、みんなの顔は凛々しく、逞しくなっていきました。そう、監督も 大会前に言っていた通りです。これはゴールでなく、むしろ、スタート。彼らの 目指すべき Destination はアテネオリンピック…の金メダル。そのための 糧になるなら、今回の銀メダルも大切にしていいと思います。ああ、これもかつて(以下略)
谷間の世代なる言葉、U-17選手権に出てないという意味で受け入れてました、私は。
さて、次はジャマイカ戦…ではなく(これこそ何の意味があるのか私には分かりません) AFC・U-20選手権です。いよいよ、とも言いますね。楽な戦いではないでしょう。 だけど、きっと彼らも、成長して、世界を掴み取ってくれると信じています。
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