Land of Riches
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2002年08月14日(水) |
静岡の真ん中で ai を叫んだケモノ |
…このタイトルのために2時間ネットサーフィンしてしまいました(呆) タイトルは変に引用とかせず、シンプルにいくのが一番ですね(苦笑) 2002.8.27wrote―どうしても“再会”の前に「像」の記録を 残しておきたかったから。あの衝撃を…癒えない傷をとどめておくために。
…サッカー見て“精神崩壊”起こすなんて、どうかしてるんじゃないでしょうか?
SBSカップ最終日 at 藤枝総合運動公園サッカー場。 直前にサッカーでない方の趣味で知り合ったばかりのくせに、地理情報を おねだりする図々しい私へ親切なメールを下さった藤枝市民Mさんに感謝。 …静岡サッカーに対する妙なこだわりを持つ割には、藤枝は初めてだったのです。 駅からのバスは同じ目的地の人ばかり。運転手さんもやたら親切で、遠足かと 思いましたよ(笑)スタンド自体はセネガルキャンプ用に作られただけあってGOOD!
◇第1試合 静岡ユース vs U-19パラグアイ代表 藤枝っ子(「東高」は、藤枝ではやはり藤枝東を指すらしい(苦笑))がいいプレーを すると歓声が起こるのはさすが。でも、だいぶ静選の構成も多様化されてきましたね。 印象に残った子だけ、背番号順に紹介です。ところで、試合中にパラグアイへ出た レッドカードが取り消されたのは、誤審なのでしょうか? いまだよく分からず…。 (結局パラグアイはその後退場があって10人になったんですけど)
・高山純一くん(背番号3・DF・清水ユース) DFラインに大井くん@U-19代表が入るのは目に見えてるとはいえ、あまりに簡単に 抜かれすぎ(苦笑)DFラインとしては全く機能していなかったかも。河井くん (背番号2・DF・藤枝東)といい、「個」で頑張ってはいたんですけど。 彼が個人的に目に留まるディフェンス能力を備えているのは分かりました。
・杉山浩太くん(背番号9・MF・清水ユース) 本日のキャプテンにしてプレイメーカー。仕切りが好きと見ましたがいかが?(笑) PUMAの赤/銀(に見えた)スパイクが妙に素敵でした。そっか、静選はスパイク自前…。 間近から審判に蹴り当てるパスは別の意味で素敵でした(失礼)
・牧野泰直くん(背番号11・MF・静学) チーム最小の168cm(登録)。長身揃いのパラグアイ守備陣、牧野くんが ヘディングシュート打ってもジャンプせずに跳ね返したり…(涙)
・矢野貴章くん(背番号14・FW・浜名) 綱引きの果てに“こちら”で出場したと思われる大型FW。とにかく腰が高い、脚長い! この長い脚を上げてのスルーには、ちょっと違った意味でほれぼれ…。 ロングスローを彼が落とし、阿部文一朗くん(背番号18・FW・清水ユース。 山本くんに代わり途中出場)がボレーで決めた一撃は鮮やかでした。感心。 彼自身もトラップからシュートへ持っていく一連の流れが綺麗で、印象的でした。
・大道容司くん(背番号17・FW・清商) 今回の静選、清商からは彼一人(菊地くんはU-19)。この日、膳亀先生は 先発ツートップを“落として”きたんですけど、彼が左をえぐって粘り、 その上げたのを山本剛くん(背番号16・FW・藤枝東)が入れたのはいいゴールでした。 ポストプレー、まあまあ評価できると私は思いました。甘いかな? …でも途中からの矢野&阿部ツートップの方がクオリティは高いです(泣笑)
◇第2試合 U-19日本代表 vs U-18パラグアイ代表 ポルトガルは全員が84年生まれです。つまり年下。過去2戦はPK勝ち&負け、 ZICOもU-21御殿場合宿から駆けつけ(ハーフタイムにはピッチにて花束贈呈。 ミーハーと化したパラグアイ代表と記念撮影していたのには笑いました) 何がなんでも勝ちたい御前試合でした。しかし…U-16にならい、背番号順感想。
その前にシステムの説明。すごい分かりにくいです。基本は3バック…だと 思うのですが、徳永さんの位置取りが微妙で4バック風味になったりしてました。 あと二列目右がサイドに張ったり中へ入ったりと時間帯によって場所が変わり、 正直「(@@)?!」だったので、ポジション記述は暫定みたいなものです(死) 一応、以下の文は3-5-2だと割り切った上で書きました。ご了承下さい。
GK:川島さん 現ユース代表で最も統率力があると聞いていたのですが、それは相対評価ではないかと 思ってしまいました。声のボリュームがイコール統率力でもありませんけど。 (声だけなら徳重さんが絶対上)しかし、あの西村JAPANをもしのぐミュートぶりに、 私、呆然。こんなチームあり?! 大熊さんの声だけが響き渡るのです…。 セービング、飛び出しに関しては無難。アテネ正GK最有力候補説は本当かも。
左CB:坪内さん 近藤さんに代わり登場。落ち着いたディフェンスを披露してくれました。 この日一番落ち着いて見ていられたDFラインが「坪内・永田・徳永」だったのは 誰にも言えないかもしれません。というか選手の特性をよく理解してほしい…。
CB中央:永田さん 最終日キャプテン。ちなみに腕章は赤ではなくて蛍光オレンジ。やぶさん秘蔵の 腕章巻いて観戦しました。8日の柏 vs 筑波大で右足アキレス腱を痛め、合流したのは この試合の前日(インターバルDay)でした。182cm/72kgの登録が詐欺に思えるほど細身。 攻撃参加のタイミングはいいのに、すぐ倒されてました。ああ…。 ちなみにCK時は常にゴール前へ。そのくせ、ヘッドの競り合いは攻守ともほぼ全敗。 (左CKに合わせられ同点にされた時なんて、誰も競っていなかったような?!) 大熊さん:「永田、9(番のマーク)をハッキリ!」 その後も空振るわ、簡単に抜かれた大井くんのカバーに行って倒してPK与えるわ、 (これを川島さん一度ははじいて喜ぶも押し込まれ…喜ぶの早すぎ…) とてもじゃないけど、彼が守備体勢に入るのは見ていられなかったです。ああ〜。 唯一“読み”のセンスだけは感知したんですけど、脚短いですよね…(呆然) ただし自他共に認める武器であるフィードなどキックの精度は素晴らしく、 結論は「なぜCBなのか?」。静学時代ボランチを試されたことがあるようですけど…。 声は低くて通りにくい感じ。それ以前に小さい、とも言いますが(涙)
左CB:近藤さん この日のDFラインの中では*比較的*よく守っていたかと。かなり横へ開きます。 彼が前方へ進出すると徳永さんが下がってくる形かな? カバーでは何故か 逆サイドの大井くんの穴埋めまでしていてビックリ。それくらい破綻してました。
右WB:徳永さん かなり謎のポジショニングで私を混乱させてくれました。彼自身、高い位置なのですが、 前方にはサイドへ張り出した成岡くん、後方にもサイドへ開いた大井くんと 活動スペースを限定され、おのずとゲームへの関与もしにくくなってました。 前半途中から成岡さんが逆サイドまで動くようになり、ようやく前方進出が可能に。 でも、持ち味が一番出ていたのは最後に入った右CBだったのは公然の秘密。
二列目右:北野くん 大井くんに代わって登場。成岡(→ボランチ)&菊地(→右CB)を一列ずつ 下げるのはおなじみの光景かも。二人とも汎用能力高い…それはさておき、 彼も登場直後はサイドに張るよう指示が出ていた模様。後で動き出すのですが。 かなり持ち味の出づらい場所でしたが、それなりに奮闘。パス出し苦手そう…。
左WB:馬場さん 雑誌などで見かけるたびに髪形が変わる人。ヘアバンドは勘弁して下さい…美人なのに。 後半給水タイム後、高木くんに代わり投入。大熊さんは彼と尾亦さんに対してだけは 指示に遠慮がなかったのですが、「外使え」と言われても、サイド要員が いないんですから、対処の仕様がないですよね…御愁傷様。
右ボランチ:菊地くん 初日キャプテン。強くてうまい、嫌でも目に付く選手。基本技術がしっかりしているので 頼もしいです。左サイドへ出したボールを自分で走って受けるというあたり、 彼がすごいのかチームが機能していないのか謎。清商では声出しするそうですが、 この日は顔を強張らせたまま黙々とタスクをこなしていたような。表情が崩れたのは 終了のホイッスルが鳴ってからでしたよ…守備に関しても対人はCBトリオより 強固なあたり、彼の汎用性が常軌を逸しているのか本職どもが情けないのか不明。 最後は徳永さんがCBに回り、彼が前線へ出て行くという“菊地が戦術”(パクリ)な チーム状態をまざまざと見せ付けてくれました。汎用人型決戦兵器と命名。 …あ、監督の指示はせめて聞く振りだけでもした方がいいような気がしますけれど。 あと味方に声かける時、ぼそっっと怒ったように言うの、見てて怖いです(><)
二列目右:成岡くん 二日目のキャプテン。開始当初、なぜかサイドに張りついていて、追い越していく 人間がいないため、パスの選択肢が狭くなり困っていました。しょうがないので 自らサイドアタッカーに。あまり柄じゃないような気が…やがて菊地くんとの ポジションチェンジなどが織り交ぜられてきました。オフェンスのセンスは 優れてますが、ディフェンスはまだ向上の余地がありそう、って比べる対象が 菊地くんなのは、彼には酷でしょうか。多分にじみ出ているのは性格の差。
右FW:茂木さん 土曜のナイターから拉致されてきたストライカー。右CKをきちんと入れるのはさすが。
左WB:尾亦さん 茂木さんに代わり投入。ここで馬場さんが右に回り、北野くんがトップへ出ました。
左FW:阿部くん 前半終了間際、くるくる回り相手をかわして放ったシュートはうならせてくれました。 今大会絶好調と評判でしたが、さすがにお疲れモード。でも器の大きさは感じました。
右CB:大井くん この日1試合だけで判断するのはどうかと思いますが、少なくともこの日は すこーんすこーんと抜かれまくり、ピンチを量産。大熊さんにも永田さんとの 関係をかなり怒られてました。だけど、3人がかりでもスルスル抜かれるCBトリオ(泣) 対人の弱さのみならずカバーリングのミスもあり、おまけに声が通らないと最悪。
左WB:高木くん 逆サイドに比べると、スタンダードなアウトサイドとして機能していたかと。 右CKも担当、アシストを記録。せめて逆サイドも彼ぐらいの人材が欲しいです。
左ボランチ:工藤くん 中盤の中では地味なイメージ。左サイドFK担当してました。うーん、後は…。
ゲーム後、表彰式。詳しい算出方法は分からないのですが、U-19は最下位に。 (静選との上下は直接対決の勝敗?)清雲JAPANが優勝&準優勝、西村JAPANが 二連覇だったのと比べる、というわけではありませんが、二年連続の最下位、 しかも今年は年下のチームが混ざっていたあたり、もはや言い訳無用。
暗雲立ち込めるなぁ、と暗い気分になりながらSBS恒例の出待ちをしました。 (以下の記述は、極めて主観によっています。また、正確性の保証はできません。 なにせ、ここで初めて阿部祐大朗くんの顔を理解したぐらいですから!) この時点でターゲットは二人に絞ってました。ハーフタイムに突如現われ、 ボールとじゃれていた“右足の靭帯を痛めているはず”の今野さんと、 出待ちギャルの話を盗み聞きするだけでも人気の高そうな永田さん…。
御殿場から押しかけたのか、出口にはプレスが大挙。なのに出てくる選手は 基本的に大きな荷物持ちで両手がふさがっていて止めるのもはばかられる状態。 今野さんもネット入りのボール持ってましたが、それをバスの横へ収納し終えた ところを直撃。他のファンがつかまえなかったので助かりましたよ(苦笑)
―足を痛めてらっしゃると聞いたんですが、大丈夫ですか? 今野「まだ…ちょっと(と右足をさするしぐさ)」 ―アジアユースには間に合いますか? 今野「大丈夫です」
番号なしのパンツをはいた彼を見つけた時、本当、嬉しかったですから。 私の中で今野さんは西村JAPANの一員として見なされているんだな、と感じた瞬間でした。
永田さんも右手にバッグ、左手に共同搬送のクーラーボックスと、プレスですら 止めようのない姿で登場。一度はバスに乗り込みましたが、再び外へ。 マスコミと約束したんでしょうね、まずは紙媒体(多分)の記者に囲まれてました。
紙媒体のプレスはまとめて囲んで雑談形式だから良いのですが、厄介なのはTVカメラ。 これは一局が一人を独占する形になりますから、とにかく時間がかかります。 つかまっていたのは得点者の茂木&阿部コンビと、地元民(菊地・成岡・大井)。 その間に他の選手はすすっと抜けていって、捕まえているファンもいましたが少数。 改めて、ここは静岡なんだと実感…茂木はプレスにリリースされた後はあっさり。 そんな横を、ごく数名の紙媒体記者に囲まれた大熊さんが通過。絶対プレスの 取材の方向は間違っていると確信する私(本当、選手に何を聞いているんでしょう?)
祐大朗くんは知名度の割にはファンサ慣れしてないらしく、リリース後、 ファンに堰止めされてました。サインも最近考えたらしい筆記体風。ガンバレ!
成岡くんは優しい性格らしく、プレスから解放されるとファンの輪を引きずって ミックスゾーン(と化している出口付近)から離れ、そこで立ち止まってファンサを 始める気配りぶり。プレスにミックスゾーンへ引き戻されても、また同じことの繰り返し。 結局彼はバスに乗らなかったような気がします。ずっとファンサしてたんでしょうか。 …そういえば菊地くんを見失ったんですけど、一体彼はどこへ???
で、最後になったのは永田さん。代表のスタッフ某さん、焦りの色を隠せません。 しかし、だからといって彼を待つ少年たちを他の選手のところへ誘導しようという 下手な手法(その選手の名誉のために誰かは書けない…)を取ったり、「並んで」と 結局は果たされない“期待”を抱かせるのは、本当、どうかと思うのです…。 しかも、やっとファンサを始めた永田くんへ襲いかかるTVカメラ。さすがに私は もうダメだと思い離脱しましたが、待ち人は決していなくはなりません。 予想通り、スタッフさんはリリースされた永田さんを強引に歩かせ、また永田さんも 祐大朗くんと違って“振り切る”という応対技術を身につけていたため、後には 対応してもらえなかったファンだけが残されることに。仕方がないと分かりますし、 柏へ行けば済むことだと百も承知ですが、非常に後味が悪かったです。 …とどのつまり、誰を待っているかよく自覚している待ち人たちを傷つけたのは 永田さん、ということになりますから。永田さんは静岡を離れた静岡人、なのです。
ちなみにバスの王様席は、この日全くボールを触らなかった坂田さん、 左は最初馬場さんがいたんですけど、永田さんがやって来ると彼が左に、 馬場さんは右に移ってました。この辺の力関係は全く不明。不思議なチームでした…。
その後、大熊さんは角田・小林・中井といったあたりを含めた大量招集に踏み切ります。 SBSのメンバーを選考したのは田嶋前監督(SBSでは団長扱い)。大熊JAPANは 月末の合宿からスタートするといってもいいのかもしれません。後はベストを尽くすのみ…。
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