Land of Riches
Index|Before|After
2002年08月11日(日) |
山本拓弥ウォッチングレポート(その3) |
最初に書いておきます(苦笑)―2002.8.26wrote 結構いいようにインプレッションが消化されていますので、まあ、適当に…。
豊田国際最終日、舞台は本山さんゴールの余韻を(私の中では)残す豊田スタジアム。 ウォッチングレポその2を朝、必死になって書いていたお陰で(記憶の上書きは とにかく嫌なんです…そうなるとレポが書けなくなるというのを経験で分かっているから。 この点、先月の東城陽はもはや絶望にも近い領域に(自爆))3位決定戦から観戦。 ◇3位決定戦 愛知選抜 vs フェイエノールト フェイエのユニって何種類あるんでしょ、と思う海外音痴の私…緑や黒では どうもフェイエな気がしません。やっぱり紅白ハーフでないと! しかし、先日の 審判とダブった黒に続き、グランの赤と紅白ハーフの対戦はありなんでしょうか? 確か着用ユニは試合前に審判団が決めるはずなのですが…大丈夫ですか愛知協会?
フェイエはがくりとモチベーションが落ちたらしく、愛知選抜の快勝。 しかし、グランユース以外の選手にとって、グランのユニを着ること、及び グランサポにグランの応援をされることってどうなんでしょう? この試合での個人的注目選手の紹介☆
・稲垣順くん(MF・背番号6・名古屋ユース) ポジションといい、爆発パーマ(…)な髪といい、どことなく酒井友之さんを 彷彿とさせたため「きゅん」と命名(註:かつて、やぶは五輪予選などで 「酒井きゅ〜ん!」と絶叫していた人間なのである)。ちょっと昔の酒井さんを 細くした感じ。先輩を反面教師として(死)いいボランチになって下さい。
・遠藤くん(MF・背番号8・名古屋ユース) 二度目の登場。今回はチャンスをしっかりと活かしてくれて頑張りました。 合わせるだけでオゲェなパスとかもらってるんだから当然ですが(笑)
・津田知宏くん(FW・背番号9・名古屋ユース) 結局、名前挙げたの全員グラユースの子(汗)。自らゴールをあげるのみならず、 どちらかといえば遠藤くんへ「これ外したらサッカーやめろ!」レベルの ボールを供給していたのが印象的。このゲームのMIPあげます。
◇優勝決定戦 U-16JAPAN vs グアラニ 今大会、圧倒的な攻撃力を見せてきたグアラニにU-16は“勝負スタメン”を組みました。 既にここまでの2試合で全選手を起用してますから…今回も背番号順寸評ならぬ感想。
GK:八田くん 本当は背番号順に書きたくないぐらい(苦笑)結局、この大会で露呈したのは 1986年生まれの優れた…いや、そつなくゴールを守れるGKがいないらしい、ということ。 この日の八田くんはポジショニングの悪さ(1失点目。グアラニのファースト シュート。ワンツーであっさり崩される守備陣もどうか、だけど)、ミスキック (2失点目。簡単にさらわれてはDFもカバーしきれまい)とまずいプレー連発。 ミスキックに関しては、丹羽くんの努力で未遂になったのがもう1回あり、 さすがに短時間で二度連発されると「ミス」の一語で片づけられないものが(汗) PK戦では4人目のボールに触れたんですけど…残念。
左SB:麻生くん 守備での対人能力が高く、またなかなかいいクロスも上げられるので、今後 日本サッカー界に求められるであろうブラジル系SBとしていい線を行くのでは ないか、と思われます。前半ロスタイム、笛の直前にはFKでゴールを呼び込みました。
左CB:丹羽くん キャプテン復活。というか、この人が中2日空いていたのは大きな救いでした。 相変わらず冴えた守り、レガースまで落とす勢いの攻め上がり(笑)と やはり不可欠な軸だと痛感しました。セットプレーでの競り合いも強いですし。 PKキッカーも当然の一番手。相手がカップもらう時に拍手していたのも好印象。 萌くんと迷いに迷った末、今大会の私的MIPに決定。おめでとう!(嬉しくないよね〜) チームをまとめて、世界への扉を開いて下さい!
右SB:天野くん フェイエの左サイドは前回書いた通り攻めの軸なので、その応対にコロコロしまくり。 文字通りコロコロ(苦笑)後半にはとうとう足をつらせてしまい交代するはめに。 左足首をアイシングしてましたが、表彰の時にはもう外してました。
右SB:滝川くん 天野くんを外に出してベンチはすぐ滝川くんを用意したのですが、プレー中の イレブンが全くプレーを切らなくてピンチを迎えたり(苦笑) そんな、自ら望んで 数的不利の時間を続けることもないでしょうに…。上がった後のスペースは どうするのかハッキリさせた方が今後のためになるのではないかと思われます。
右CB:青山くん 割ときちんと守れていたかと。ただ、丹羽くんにも責任はあるでしょうが、 抜かれる時はあっさり抜かれすぎ(苦笑) どうもディフェンスが組織ではなく 二人の個人能力へ頼っているように見えるのが気になりました。
左SB:森下くん 必死のクリアなどソウルフルな姿が印象的。PK戦では4番手でしたが、左を 狙いすぎて外してしまい、PK戦が終わる前から(と深夜ビデオで確認)涙顔。 ショックなのは分かるけど、落ち込むのが早すぎるよ…皆に慰められてました。
二列目左:上田くん なぜか前半から一人ずっとアップを継続。ベンチの前田くんへのプレッシャー? 後半途中から前田くんに代わり登場も空回り気味。彼も右CKキッカーの一人。 PK戦では二番手でした。このポジションは須藤さん迷っている感じ…。
二列目左:前田くん ついに上田くんからスタメンを奪取。その気合いだけはひしひしと感じました。 彼のドリブルメインなプレーはその育ってきた土壌(クラブ)の伝統だそうで。 コールネームは「マエダ」。右の山本くんとは結構ポジション入れ代わってました。 右CKもキッカーチェンジしたり。上田くんとのポジション争いは更に過熱しそう?
左ボランチ:細貝くん 時折、意味のないアクションを混ぜるのがどうにも気になる、やはりこのチームを 支えるプレーメーカー。でもバテなのか、パフォーマンスはやや見劣り。 岡本くんの2点目を生んだパスは、「さすが!」な美しい軌跡を描いていましたが。 今大会MIPのもう一人の候補でしたが、残念ながら見送りです。死にそうな顔してて…。
二列目右:山本くん フル稼動でさすがにお疲れといった様子。どうも蹴るボールがつながらない…。 でも目を見張るようなクロスやミドルを放ってくれるから侮れないです。 ハーフタイム後には藤井くんと共に先頭で登場、戦闘意欲の高さはピカイチかも。 PK戦でもラストキッカーをまかされるあたり、須藤さんの信頼は厚いです。
右ボランチ:新井くん やはり「最終兵器」(永濱くん)を活かせるのは彼しかいない?―というわけで 投入(本当かよ!)でも作戦は不発。精度を磨く必要あり???
右ボランチ:高橋くん 2試合過剰気味だった運動量が、ようやくチームへフィットするレベルまで 落ちた感じ(苦笑)。ただアジア選手権がハードスケジュールなのを考えると 彼のスタミナはやはり必要なのかも。環境適応能力が高ければ完璧。
右FW:藤井くん 巧みなトラップの持ち主。それをフィニッシュまで持っていけるといいんですが(苦笑)
右FW:永濱くん 予想通り最終兵器は投入されましたが、さすがに簡単には(苦笑) うーん。
左FW:岡本くん 前半は惜しいチャンスを(演出したのは前田くん)何度か逃すも、終了間際と 後半にきっちり仕事を果たすあたりは、さすがエースストライカーと呼ぶべきでしょうか。 PK戦では3番手。チームメイトの森下くんを迎えにいくあたりは優しさを感じました。 大活躍だったグアラニ7番を抑えて大会MVPに。謎な選考です…。
PK戦前の全員円陣なんかは意気込みを感じて頼もしかったですけどね。 無邪気にはしゃぐグアラニを見て悔しかったです…選手も感じてくれたかな? この大会後、翌週の北海道国際では豊田のメンバーを8人しか残さないという 底上げにトライしますが失敗?!―果たして最終合宿で納得のいくチームが 仕上がるのでしょうか? 仕上がってくれないと困りますけど。もう本番は間近です!
|