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 2002年06月19日(水)   市川大祐のワールドカップノート(その4の続き・蛇足付き) 

いいワールドカップだっただろ。いい経験をした。お前はまだ若い。次も頑張れ。
涙にくれる写真が各紙に掲載されてましたね…切ない…。

代表は仙台入りした逆ルート(名古屋空港経由―200〜300人くらいファンが来た模様。
ちなみにベッカム様到来でのお出迎えは1500人。なんだかなぁ(苦笑))で
葛城北の丸へ戻り、解散。昨夜は仙台にてワインパーティ慰労会をしたそうです。
あの和室ともさよならですね…「4年越し。大きな成長だなぁ」と囲炉裏端で(推定)
いつも市川さんを励ましてくれた秋田さん(by中日新聞朝刊)ともお別れです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020619-00070056-jij_ha-wcp (抜粋)
>後半から出場した市川は、「1次リーグで対戦したチームとは、
>プレスの早さが違っていた」と舌を巻いていた。

http://www.sbs-np.co.jp/shimbun/wcup/ichikawa.html
>MF市川がGK川口の言葉に思わず、泣き崩れた。
>「能活さん(川口)に『この悔しさを次に生かそう』と声を掛けられて―」。
>こらえていた涙が一気にあふれ出た。
>最後に代表メンバー入りが果たせなかった4年前。
>突然襲われたオーバートレーニング症候群。その後も「候補」止まりで、
>代表に選ばれずに悔しい思いを積み重ねてきた日々。
>このW杯にかけてきた多くの思いが涙として流れ出てきた。
>「W杯、いい経験しただろう。まだ一番若い。次があると言われた」。
>涙を拭うと、「素晴らしい舞台で戦え、大きくレベルアップできた」。
>たくましく成長した最年少の22歳は胸を張った。

http://www.isize.com/sports/football/wc/news/news/news/news_detail_N20020618042.html
>「4年前より全てにおいて自信を持ってやれた。
>これからは今以上に自信を持って頑張っていきたい。
>悔しさはある。負けて悔しいのと、途中から出て何もできない悔しさもある。
>(涙を流していた?)あれは自分の力で素晴らしい場に立ちたいと思ってやってきて、
>結果が出せなかったことの悔しさだろう。トルシエに抱きかかえられた時は、
>『お前が一番若いんだ。いいワールドカップだっただろう。
>素晴らしい経験にしたいと思うから、次もがんばれ』といわれた。
>ホントに全然、感情を抑えきれなかった。
>(今まで代表入りできない時も多かった?)確かにそうだけど、
>いつも自分の力が足りないからだと思った。自分のレベルを上げないとダメだ考えた。
>それがいい刺激になって。最後の最後に代表入りできた。
>刺激が成長につながったんだろうと思う。
>いい方に捉えてきたことがワールドカップでのプレーにつながった。
>トルコは今まで戦ってきたチームと全く違った。プレスが早く1対1に強い。
>激しさや強さが全然違う。ボールへの執着心も強い。必ずタックルに来たりと、
>最後まで粘りを見せていた。ヨーロッパの高いレベルでプレーしている経験は
>確かにある。日本も海外とか高いレベルのチームに数多く行くようになれば、
>国際経験を積める。これから日本サッカーを強くするためにも、
>つねに高いレベルでプレーしたいと思う」

オマケ:トルシエ監督が市川さんを下げたわけ
http://www.isize.com/sports/football/wc/news/news/news/news_detail_N20020618037.html(抜粋)
>「市川は素晴らしかった。だが新たな戦術(やぶ註:モリシ)を入れたかった。
>市川が悪いわけじゃない」

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top07.html
>日本0−1トルコ(18日、宮城ス、決勝トーナメント1回戦)。
>チーム最年少のMF市川大祐(22)=清水=は、トルシエ監督から「いいW杯だった。
>若いし、次もある」と声をかけられ、感情を抑えきれず号泣。
>「後半から出て流れを変えたかったけど、自分のプレーが出せなかった。悔しい」。
>18歳で代表入りか、と騒がれた98年フランスW杯は直前でメンバーから外れた。
>今回はレギュラークラスの一員。この経験を生かして成長を誓った。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2002/06/19/07.html
>MF市川は試合後トルシエ監督に直接声をかけられると、こらえきれずに涙した。
>「“おまえが一番若いし、いいW杯だっただろう。次も頑張れ”と言われて、感情を抑え切れなくなった。
>途中から出て何もできなかった悔しさもあるし、負けた悔しさもあった」と指揮官の言葉に胸が熱くなった。
>1点リードされた後半から右サイドに入ったものの41分には再び交代。
>期待された攻撃の起点とはなれなかった。それでも4年前は直前にメンバーから外れただけに
>「まだまだ足りないものを感じたけれど、大きくレベルアップしたと思う」と大きな自信をつかんだ。

http://www.nikkansports.com/news/soccer/p-sc-tp0-020619-11.html
>悔しさと無念さが、涙をあふれさせた。歯を食いしばっても止まらない。上を向いても流れてくる。
>目を赤く染め、顔をくしゃくしゃにしながら試合後、MF市川はスタンドへ向かって
>ゆっくりと歩いていった。後半、稲本に代わって投入された。前半ほとんど見られなかった
>右サイドからの攻撃を積極的に仕掛け、後半15分にはFW西沢に決定的なクロスを上げた。
>守備でも、何度も高い位置でボールを奪った。だが、出番は41分間で終了。
>森島に代わってピッチを去ると、悔しさと途中出場途中交代の無念さを押し殺して
>最後の笛を聞くしかなかった。だが、市川には4年後がある。現代表23人の中では
>唯一の80年代生まれ。高校生で代表候補に抜てきされた98年フランス大会は
>直前でメンバーから外れたが、今大会では3試合に出場して1アシストも決めた。
>試合後は、トルシエ監督から「若いし、次もある」と肩をたたかれた。
>「力の差を感じた。また自分を磨いて、世界の舞台でプレーしたい」と話した
>無限の可能性を持つ右サイド。市川が4年後、ドイツW杯のピッチに立った時、
>日本8強の夢は右から広がる。

あと、日付変わりますが、お別れ会見の速報から。23人全員がコメント出してます。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/flash/hc_4.htm
>「トルコ戦は試合に負けたのと途中出場で何もできなかった悔しさがある。
>勝てない相手じゃなかった。求めていた舞台でプレーできたのは気持ちよかった」

最後は…市川さんとは関係ないんだけど…とりあえず抜いておかなきゃいけないかな…って思った
この記事を。ああ、“とりあえず”って思ってるんだな、って自分で感じたから(微苦笑)
…代表がサッカー選手の全てじゃない、とは、フランスの最終予選の頃から口癖のように、
ジュビロの10番を見ながら(遠い目)口癖のように言い続けているけれど、世界大会での借りは
やはり世界大会でしか返せないと思うから…いや、その舞台へたどり着くまでのハードルの高さは
市川さんを見るまでもなく、すごくすごくよく分かっているけれど。でも、“あの”悔しさを
忘れろといわれても無理だから。それこそ、市川さんのように“頑張り続ける”しかないんですよ。
今できることを。もちろん、それがどんなステージだとしても。信じるのがファンだと思うから。

そこにボールとゴール2つと空間さえあれば、フットボールは成立するんだから。

http://www.nikkansports.com/news/soccer/p-sc-tp0-020619-09.html
>04年アテネ五輪を目指すU−21(21歳以下)日本代表が、次大会06年ドイツ大会の中心になる。
>今年に入って世界的な成績も残した。5月に行われた世界のU−21代表を集めた
>トゥーロン国際大会(フランス)で3勝1分け1敗の成績で3位に輝いた。
>この大会ではボランチとして阿部勇樹(20=市原)が全5試合出場し、ゲームを仕切った。
>FW中山悟志(20=G大阪)も3ゴールを奪って、大会得点王になった。
>中山は帰国後、親善試合でG大阪の1トップとしてチュニジアと対戦し、先制弾をヘッドでねじ込み、
>成長の跡をみせた。トゥーロン国際大会に選ばれなかったメンバーも含めると、
>この世代だけで9人が今季J1で全7試合に出場。J2でも三田光(20=新潟)、
>大久保嘉人(20=C大阪)がレギュラーとして定着している。特に大久保は6ゴールを挙げており、
>現在得点ランキング4位。この世代は、98年のU−17世界選手権はアジア予選で敗退。
>昨年6月のワールドユースでも1次リーグの壁を破れずに悔しい思いをしてきた。
>現在、指揮しているのは小野ヘッドコーチで、チーム戦術にトルシエ色はまったくない。
>システムも両サイドがオーバーラップする4−3−3システムだ。
>すでに新たな日本代表の構築が始まっている。大仁邦弥技術委員長は
>「トルシエの後任者がこの世代もみることになる」と明言、
>9月のアジア大会が新監督のデビュー戦になりそうだ。
>
>◆今後のU−21日本代表 W杯終了直後の7月に40人前後の大規模な強化合宿を行う。
>この合宿で選手の適性をテストして、選手を絞った上で8月に、
>昨年ワールドユースで16強入りした中国とアウエーで対戦する。
>その後、仮想五輪としてアジア大会に参加。五輪アジア予選は、
>1次がランキング下位36カ国のホーム&アウエー方式で18カ国に絞る。
>シードされた6カ国に入る日本は、2次から登場。24カ国で争う2次も、ホーム&アウエー方式。
>最終予選は残った12カ国が3組に分かれ、4カ国でリーグ戦を行い
>各組1位の3カ国がアジア代表としてアテネ五輪に出場する。


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