Land of Riches
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2002年06月14日(金) |
市川大祐のワールドカップノート(その3) |
頭が痛い…現在、2002.6.15午前1時。 ようやくTVのハシゴを終えて、怒涛の一日を綴ろうという時間になったのですが、 既に頭が痛い上に朝早かったので眠い…午前中は某県立施設での某説明会に 行っていたんですけど、それに使用されたのが“200インチハイビジョン”で、 こんなの税金で作ったんだったらパブビューやれ、と思わずにいられませんでした。 (※パブビュー=もちろんパブリックビューイングの私的略称)
まず長居の試合の前に(←反則っぽいけど)夜の韓国代表から。 もともとミョンボ様の顔(…)が好きで、Jに来るなんて想像もつかなかった頃、 アジア最強リベロの座を井原さんと激しく争っていた頃からのファンです。 ミョンボ様の韓国代表に賭ける想いの強さに、前回大会も一人レッドデビルズに 混じって(あの頃韓国は経済危機で、本国からほとんどサポーターが来れなかった) 応援するという忘れ難い体験をしているのですが、今夜の試合だけは なんかだんだん(9人の)ポルトガルがかわいそうになってきて、必死になって 自陣後方まで下がって守備するフィーゴとか、ベンチでじっと戦況を見つめる ルイ・コスタなんか見てたら、本当、やりきれなくなりましたね。 ポルトガルの、自尊心すら投げ捨てたかのような必死の努力も結局は実らず…。 また、華のあるチームが一つ、極東から去っていった寂しさが胸をうずめて、 とうとう各種ニュースでも韓国の試合になるとチャンネル変えてました。 (うちの某PCも「俺のルイ・コスタを返せ〜!」と試合中からうるさかったですし)
…ミョンボ様が韓国代表に捧げる鋼のような想いはよく知っているけれど、 (試合後、ロッカールームへ来た大統領に、2006年のためにサッカー選手は 兵役を免除して欲しいと直訴されるようなお方なのです) あの方はそのために浦項スティーラーズへ帰られたような人だから、 ときどき…うん、ときどき熱くなりすぎてるなぁ、と思うようなこともされるんです。 それはプレーだったり発言だったりするんですけど。 (気になる人は探してみて下さい。すぐ見つかると思います) ま、あの方は韓国人の中の韓国人、なんて今更のように思いましたね、今夜は。
さて、時の砂で時間を巻き戻して、チュニジア戦いきましょうか。 今日はSさんのお誘いで、新岐阜駅近くのシダックスさんの店頭にある 大型モニターでちょっとしたパブビューを今大会初体験してきました。 パブビューのいいところは、うるさくて音声が聞こえないところですか(笑) (シダックスさんのパブビューは地上波なのです) 装束はあの、事情を知る人なら卵もののHANEDAユニに、オーストラリアを旅した MOTOYAMAうちわ、それに青の勝負ネイル(これやったのまだ2度目ですよ…)。 明らかに場違いというか時代に乗り遅れてますが、ここまでの2試合、 それ(ネイル除く)で見てきてるから、ゲン担ぎもあって果敢にトライ。 でも、岐阜のような田舎町でも堂々と代表シャツ着て歩いている人結構見かけましたよ。
試合―前半はまったり。思わず「引き分け狙い?」の私に「そんなこと できるほどにはなってないでしょ」とSさん。でも、スローじゃなかったですか? 柳沢さんの枠に飛んだ(GKにキャッチされた)のは決めてほしかったですね〜。 あと戸田さんのPKレッドカードもののチャージ。有言実行はいいですが、 本当にやらないで〜!―と思わず悲鳴。本当、流してもらえて良かったです。
後半―画面に映る22番に「イチ〜!!」と*独りで*狂喜乱舞の私。 しかし大胆な交代でしたね。柳沢・稲本→森島・市川とは。 明神さんは本職(私は彼を守備的MFだと思ってます)で地味に頑張ってましたし、 市川さんはその明神さんとは比べられないぐらい高い位置でスペースを裂きます!
NHKダイジェストに出ていた…4年前、市川さんに“きっと他の誰も味わうことの ない経験”を刻ませた岡田さんいわく、「(市川は)クロスの精度が上がった」。 今でもその精度は丁半博打レベル(苦笑)なんですけど、いい時はいいところ行くんです。 だから、森島さんのゴールも嬉しかったですが、ヒデさんのはもっと嬉しかったですよ。 アシスト市川ですもの!! 本人も試合後のインタビューで思っていた場所に入れられて良かった、と 笑顔で話してましたね。後半は右サイドがメイン側で、アップがいっぱい映って幸せでした。 いや、それがへたれクロスだったり、してるのかしてないのか分からないような守備だとしても。 (クリアするたびに「今のは、まぐれでいい位置にいたんだよね?」と自称清水ファンの Sさんに確かめる私(苦笑)これを見ると先発・明神も仕方ないと思えてしまいます。 三保へ帰ったら、優しい優しい戸田先輩にディフェンスを習いなさい(笑)) ああ、森島さんのポストに当たった幻の2点目が悔やまれる…(贅沢?) とりあえず思いっきり“市川ギャル”(Sさん認定)してきました。ふふふ。
今日はフラット3(特に宮本主将)も楢崎さんもとても頑張っていたと思います。 両アウトサイドが負荷をかけてるのは…目をつぶってやって下さい(苦笑)
最後にヒデさんに代わって小笠原さん初登場。「女優だ〜!」と*二人だけ*で喜んだり。 でも初の大舞台で女優シュート(あのループですよ…)を打ってしまう彼は さすがというか、変わっていないというか、いやはや。メンタルの強さを見ました。
決勝トーナメント進出後はシダックスさんのご好意でドリンクがサービス。 せっかくのご好意なのに体にかけちゃう子(高校生です)とかいて、 やっぱりマナーの悪い奴はどこにでもいるんだな、とため息。というか興ざめ。 自主的に掃除する人もいて、なんか考えさせられるものがありました。
何より…自分と“世間”のズレを痛感しました。今大会で復活(?)した ペインティングで「鈴木」と腕に入れている女子高生がいたんですけど、 隆行・ヒデ・イナはボールを持つだけで歓声ですもん。なのに、私たちは 市川さんだったり明神さんだったり昌邦さん(…)だったり、どこかずれてて。 あのサッカーai1位の浩二さんにすら歓声ゼロだったのを考えると 今日見てた人の大半は、こういうのも失礼ですが普通の人なんだろうな、と感じました。 (帰り道、各新聞社が出していた号外の写真の顔ぶれでズレを再確認…(軽く鬱)) 隣のテーブルにいた、おそらくプレー経験者とおぼしき男性数名が応援をリードしなかったら 多分NIPPONコールしかできなかったと思います。やっぱり好プレーには個人コールでしょ! だけど、凱旋行進曲もやれたし、なんかちょっと違う小笠原コール(世間一般では 小笠原といえばファイターズの…なんですよね)もやりましたし、 家で見ているよりは楽しい時間が過ごせたと思います。Sさんありがとうございました(ぺこり) アップルタイザーで遼一気分になっているようじゃ、まだまだ甘いですか?(笑)
次は18日、また昼間なんですね(苦笑) ブラジルなら散らば散れ、と開き直れますが、 トルコがイメージ的に、なんとなくいけそうな気分がするあたり、危険(微苦笑)。 1試合ごとに歴史を切り開く、どこかサバンナの幻影を見る思いがしますけど、 私はただ、このLRに「市川大祐のワールドカップノート」が1“ページ”でも多く 綴ることができれば幸せだなぁ、と感じています。もうこの際、検索で当たっても可(笑)
今やどこへ行っても人垣に包まれる代表、実は試合前日に私の(割と)身近へ来ます。 地元紙に大きく載っていたので、伏せる必要あるのかな、とも思いますが、一応自制。 そこへ行こうか迷っている自分がいますよ(苦笑)牧歌軍団西村JAPANと違って 彼らは隙間からその姿を拝めるかどうかさえ怪しい天下のA代表様トルシエJAPANなのに。
“世紀の祭典”が終わったら、鹿嶋も行きたいけど三保も行きたいかも…。
とりあえず、今後は更なるゲン担ぎで試合前にはゴスペラーズの「エスコート」を BGMに決定。“コージーコーナー”でネタにしたあなたのせいですよ、王子。
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