Land of Riches
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拝啓中澤聡太様、そのまっすぐな眼差しに、私の未来賭けちゃってもいいですか? (C)走れイチロー!
ツーロン…負傷者なしで終えた、らしい、では、ダメ、なん、です、か? (1試合もライブで情報受け取ってない私)
仕事が早く終わったので、一念発起して(大げさ)いったん家に例の“お預かり票”を取りに帰り、 KAMOへ殴り込み―気分だけ―へ行きました。予想通り、“それ”は既に、きっと、とうの昔にあって、 連絡ミスで私の“ところ”まで情報が来なかっただけで…まるで、覚悟が決まるのを待っていたかのごとく。
びっくりしましたよ。「5分ほどお待ち下さい」とお兄さんが言うなり、プレスマシーンで 外注したらしい HANEDA というネームシールと5番の番号シールを貼りつけるんですもの(微苦笑) (ちなみに、引き取り手が現れないそのジャージには「羽田さん」という名がついていた模様)
確認のために背中―HANEDA 5―がばっと見せられ、認知した次の瞬間、熱を帯びたジャージは KAMOの黄色と青の袋の中へ消えたのでした。温もりを残したまま。その熱を感じながら雨の名古屋を歩く私。
帰宅して、真っ先に取り出して、ハンガーにかける(遠征でもホテルに入るなり、すぐにハンガーへ ユニフォームをかける習慣があるのは一緒に遠征した人ならご存知かと)のですが、どうも正視できません。 アルゼンチンへ行くんだと、奮発して買ったエキュイップメント。中澤さんではありませんが、 一体いつどこでこれを着るんでしょう? ワールドユースの生中継を見ながら? …そんな“勇気”出るのかしら?
泣いても笑っても、U-20の活動はあと一回。出発前の調整合宿を経て、いよいよ決戦の地へ…。 そこにいる“彼”の姿を思い描くのは、さすがに難しくなってきました。 「最近は弱気になってきてるし」 福島でボールは蹴っているそうなんですが…やっと600羽折れたのに。残りの400枚買ってきたのに。
>>―西村監督の目指すサッカーを一言で表すと? >>「ムービング・サッカー! 常に流動的にいくんですよ」 (註:正確には Moving Football)
昨日発売のサカダイに載った、嫌がらせのごとく水色仕立ての中澤さんインタビュー、 少し水色がかった、透明な刃―Soul of Night(C) 藤崎竜のような―として、胸に突き刺さりました。 抜けない…ワールドユースが終わるまで、抜けないと思います、これ。
羽田さんがいなくなったことを、メディアでもストレートに穴だと語ってくれる唯一の人。 戻ってきてほしいという希望をマスコミ相手でも率直に語ってくれるたった一人の人。 …私の“ワガママ”を具現化してくれる、ユース代表でただ一人の人。でもって、U-20の中でも好きなCB。 (パラグラフ2行目が私の曲解なのは自覚あるのでつっこまないで下さい)
もし…もしも、もしも、「羽田を失った最終ライン」で本大会も臨むなら、 気持ちが沈むたびに、これを読み返して、羽田ユニ着て、応援しようと、思って…“今”は考えてます。
5秒後は分からない…私は、羽田憲司のように、5秒先の世界を見ることができないので。
思えば、中澤さんは自らの骨折でU-16代表を離れていて、疲労骨折から奇跡的に復活した羽田さんと “いきなり”ラインを組んだこともあるんです。だからああ語れるんだなって。 まっすぐな言葉…ボキャブラリーの数が感情表現の巧拙を左右するとは限らないとも教えてくれます。
ダカラ、モシ、モシモ、モシモ、lost ガトリモドセナカッタラ、アタシハ、 コノヒトニ、コノヒトニコソ、5バンヲツケテホシイト、カッテニ、ネガッテシマウ。
最終宣告は、そう遠くないうちにあります。だから、いつも通り、マイナス思考の人間のお約束として、 最悪の事態を想定して、それに対する覚悟を、受け入れる態勢を整えておかねばなりません。
連係の度合がどうしても深くない守備、そして、チームコンセプト的にはもっと重大である、 状況打破のパターンが乏しい攻撃。課題だらけ。でも、アジアユースのように、本番、突然目覚めるかもしれず。
あとは、田原さんのコンディションが、少しでも良くなりますように…いまだ完調な姿を見たことがない、 なのに出場を重ね、Moving Footballにそぐわないと評されつつも、いなくなると攻撃パターンが激減するという(伝聞) 個人的には、あのチームで、ストライカーという肩書が一番似合うと思っている人だから。 …あれは、田原豊だからどうにかなっているのであって、そうでなかったらもう今頃(以下略)
現実を直視して、幻想を塗り重ねて、世間から浮き上がってくるだろう言葉を無知というフィルターで片づけて、 自分の胸に感傷を刻んでいく、そんなワールドユースになりそうです。 その意味を本当に噛みしめるのは、秋に出るという、代表カード高級版―多分ワールドユースメンバーが出る―発売で 誰のカードがあって、誰のカードがないか、分かった時でしょう。今からもうそんな予感がするのです(俺様風自嘲)
負けない、泣かない、愚痴らない―香港から言い続けて、実際は繰り返してばかりのこと(苦笑) 世界が見たいと、世界の物差しで自分を計りたいと言い続けてきた“あの人”の望みが叶うのを祈りつつ、 どんな状況にも冷静に対応できるDFの心を持とうと揺れる胸を固めつけて、押さえつけて。
モシモコノヨノドコカニカミサマイルナラドウゾアノヒトノユメニツバサアタエテ
>>―そうなってくると、DFリーダーは中澤選手ということになりますか? >>「俺かなぁ。いや、でもその辺はやってみないと分からないですよ」
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