Land of Riches


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 2001年03月25日(日)   「ウワキシナイデマッテロ」 

心身ともに疲れきった(主にメンタル)身体を引きずって起動したマシン。
予想していたとはいえ、先週、見ない方がいいよと言われたにもかかわらず見てしまい、
激しいショックを受けたヴェルディvsアントラーズの映像以上に…辛い“光景”が広がってます。
いや、別に今始まったことではなく、香港からずっとそうなんですけど、彼自身のプレーが。

21世紀に入ってからは、見るたびひどくなっていく―かろうじて一番まともだったのが開幕の広島戦?
(サカマガがなぜか6.5をつけてくれて開幕戦ベストイレブンに入れてくれた)
雨に濡れた芝では、基本技術の有無が見事に暴露されて、遼一さん(私がこう呼ぶものだから、
隣にいた親子連れまでそう呼んでました。ちなみにその子供から「5番怪しい、使えない」を連発されましたし、
他にも羽田さんの酷評は発信源老若男女問わずスタンドでは飛びかいまくってました)や山瀬さんの、
一連の攻撃の流れにつながったとは言えないものもあったにしろ、巧みなプレーが目について、
それに対して、らしくもなく(と私の中では分類される)ボール扱いに波のある青木さん、
そして明らかに不得手としているのが分かる羽田・中澤コンビそれに藤ヶ谷さん…。

中澤さん(今日はあえてこのコールネーム)は疲れてるんだと思います。
顔へそう書いてあるように、私には見えます。高知・柏・福島・東京・埼玉。
始まったばかりのプロ生活は、移動の過酷さも高校の比ではないでしょう。
移動自体は高校の方が辛いかもしれませんが、常に置かれている精神状態の緊迫ぶりが…。

そんな中澤さんの必死なフォローなどで、かろうじて“直接”失点へ絡まなかったとはいえ、
羽田さんはチーム中で最低最悪なパフォーマンス(断言)を見せてくれました。採点するなら4点ぐらい。
ボール扱いに難があるのを見透かされ、バックパスのたびに相手FWは猛烈なプレッシャーをかけ、
こともあろうに、羽田さんは自陣ゴール前でボールを失ってしまうのです!

ヘッドや身体を張った守りはかろうじて及第点でしたが、弱点を突かれ余裕をなくしたら持ち味の発揮など
かなうはずもなく、平静を欠いたDFリーダーに率いられた守備陣全体が脆くなってしまっていました。
メンタルが崩れてしまうと、声を出さなくなるので、見ていてすぐ分かるのです…。

弱点は、課題はたくさんある…分かっているんですから、直していかねばなりません。
ただ、それを実行するゆとり(多義語)があるのか、心配です。

いつまでピッチにいるのか、なんでキャプテンなのか、至極まっとうに聞こえる疑念が、
本当は、あまりに辛いから…悲しいから。どうしてあげたらいいんだろう?

…前から密かに祈っているように、グアムで腕章を剥奪され、意識が変わったという過去の
再現が必要ではないかとも思うのですが、どうでしょう? いつも入場のたび先頭を見てドキドキしてるのに。

本当はメールの返事もまとめて片づけようと思ったんですが、一眠りして落ち着いてからにします。
今はまだ、あの試合を見た全ての人へ、羽田さんの代わりに「すみません」と謝り行脚をしたい気分で精一杯。
本来、ファンとしてすべきである、他の人とずれた視点で見つめ直すことはできそうもなくて。

遼一さんや、駒野さんへ、もう長く長く言い続けていて、やっと封じられそうになってきた言葉を、
今度は大好きな羽田さんへ向けるのかと思うと、ものすごく胸が痛みます。辛いです。

そんなもんじゃないって分かってるから、きついことばっか言っちゃうんだよ。期待してんだから!

今日の一言:「課題を修正して、アルゼンチンでは優勝を目指します」
(と、憮然としてインタビューで言ってませんでしたか? 電話がかかってきたため、あまり聞き取れず…)


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