Land of Riches


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 2001年01月27日(土)   僕は電話をかけない 

最近また毎晩電話してますけど、もともと電話は苦手です。話を聞くのが苦手で(苦笑)
電話は距離をいとも簡単に超え(無論それなりの代償を払って)ますが、伝わるのは声のみ。
口に出さないと何も伝わらないし、沈黙は気まずさを意味します。お金の(時間も?)無駄ですから。
だから、“ただ隣にいる”状態も許される、直に会っている時とは全く違うんです。
しつこく述べているように、思うように思考…違うな、心理状態を表現できない今の私は
いつも以上に電話でのコミュニケーションができなくなっていて、それでも付き合ってくれる
稀少なお友達の皆様には本当に感謝しています。もう自分と他者との価値観の相違を俯瞰する余力などなくて。

昔、フリエが吸収合併を余儀なくされた時、フリエサポの方々から聞いた話が忘れられません。
詳しくは "S-MIND" 内の“最後のオブリガ”レポートにありますけど、なんであれ、
あるもののそれ自体は一個しかなくとも、それを見る見方は角度によって十人十色なのは当然であって、
それに対する好意を抱く理由も人それぞれです。それに対して望むもの―未来―も。
チームを応援するわけ、選手に惹かれるわけ、みんな違うんですから、
同じチーム、同じ選手を応援しているからといって話が合うとは限りません。
(個人的な経験で、特に若い頃は同じ選手を好きな女の子同士は合わない可能性も高いと思ってます)

持ち味、とか、魅力、とかいう漠然とした概念は感じ方も違うから伝えにくいけれど、
私から見たなりの、私の大好きなもの―チームや選手の良さをお伝えできれば、と思ってサイトやってます。
だから、やぶさんがいつもわーわー言ってるから○○くんが気になるようになった、と言われるのが、結構嬉しいんです(笑)

プレーヤー11人によって構成される組織2つと、1個のボールが織り成すドラマ。
こんな単純なものが人の心を魅了してやまないのですから、ヒトのココロなぞ分からぬものです。
ヒトはミクロコスモス(小宇宙)だと言われるゆえんですね。

さて、昨日はスイートルームの清掃をしました。ホテルで一番高い1泊30万円の部屋なんて、
こんなチャンスでもなければ一生足を踏み入れることもない(うちの台所よりも立派なシステムキッチンがあったり、
豪華なリビングとは別に会議のできる大きなテーブルがあったり、シャンプーなどのアメニティグッズも
全部イタリアから輸入したブルガリだったり、あちこちに飾ってある花が全部胡蝶蘭だったりする)でしょうし、
公演で1ヶ月名古屋に滞在中の松平健さんの寝るベッドを作ったりしました。
松平さんは旅慣れているというか、持ち込みブツがすごい!
服の枚数も半端じゃないですし、冷蔵庫や簡易サウナまで持ってきてました。散らかり放題ですよ。
ステイしてるゲストの部屋を掃除する場合、私物は基本的に触ってはいけないので、もう大変。

物の存在、物の購入によって気が晴れたり満足できる人は羨ましいです。あと着飾ったりメイクしたりも。

解決に向けてのベクトルとして、「ひたすらタスクを与えて考える余裕を奪う」か
「何も―考えることも―しないで心身のエナジー回復を狙う」のどちらにしようと迷って、
前者の道を歩いてきたんですが、どうもうまくいっている気がしません。
一週間ぐらい温泉へ療養にでも行きたいです。山のようなサッカーのビデオと、
話したい時に話せる同行者が絶対に必要だと思われますが(苦笑)

明日、岐阜市では県知事と市長のダブル選挙なので外がうるさい…名古屋勤務だと忘れてしまいますが。

今日の一言:「風邪には気をつけて。合宿だとみんなにうつしたりうつされたりがあるから余計にね」


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