Land of Riches


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 2001年01月14日(日)   どんな1日だって1枚の紙として積み上げていく 

昨日はお休みでしたが、休日は平日の倍近い“長さ”に感じます。
M嬢には羨ましがられましたけど、休みが嬉しくないって人間として根本的に間違ってません?

フレッツ導入後の初休日とあって、逃避先に選んだのはインターネット。
行った先はブックマーク(あくまでネスケユーザとしてこだわってみる(笑)お気に入りのことです)のうち
昔はよく行っていたけど最近は行かなくなったという“休眠”状態のところをまわってみました。
ゼロから行きたい場所を探すよりは楽かな、と考えて。ところが、これが裏目でした。

昔は行ってたけど今は行かないという変化には、なんらかの理由があるはずなんです。
私の興味(=好きな選手)の変化はしょうがないです。今回確かめさせられたのは、人間関係のもつれ。
ネットの世界にいる“人”は、顔こそ見えませんが、感情を持ってるんです(名前すらなくとも)
現実世界同様に、仲良くできる人もいれば、ケンカしてしまう人もいます。
個人的な経験だと、ネットでのケンカは、顔が見えず、文字だけで展開されるので、
リアルな口論に比べると、表現がストレートで、相手をボロボロにするような気がします。
解決法としては、どちらかが最終的にそのサイトから“消える”ことになるでしょう(どちらもの場合あり)
ただ、ネットの特性として、仮面をかぶれば、いつでも再登場できるのですが…。

嫌なサイトは見るな、というポリシーに沿ってネットを旅していたら、最終的に“自分の城”が一番気楽に思えて、
どこへも出かけたくなくなった…というのが、従量制電話料金時代の私でした(苦笑)

世界を広げたいという強い欲求があって、そのためにはリスクも無駄も必要だと頭では分かるのですが、
私が信じ難い大ゲンカを経験してもネットから離れられず続けているように、
ケンカ相手も死んだわけではありませんから、まだネットの世界にいるのです。当たり前…ですかね。

どうやら私はリアルでもバーチャルでも“居心地がいい場所”を求めさまよっているようです。
(正確には「さまよいたがっているが踏ん切りがつかず、現在の位置に執着している」)
…時に、“やぶ”という名のオリに閉じ込められている自分が見えたりもするのですが。

神様がなんでも欲しいものをくれるというなら、信頼とか、仲間とか、安らぎが欲しいです。お金で買えないもの。
あと視力は最近お金を積めば回復するかもしれないものへ変わりつつあるようですけど…。

「ダメはダメなりに頑張ればいい」
座右の銘にしたいぐらい好きな、中澤聡太さんの言葉。思い起こすと、彼のあの独特な濁音が響くのは
苦しい場面が多いような気がします。ピンチなのに「オゲェ!」とか(微苦笑)
明徳義塾戦のPK戦前、へこむチームメイトを一人励ましていたという話を聞いて、
Jヴィレッジでの最悪な練習試合後のシュート練習で大声出していた光景が蘇りました。
(そういう時って普通の人―特におとなしいキャラが揃うユース代表―は沈黙に陥ってしまうから)

ある程度の年齢になると、自分を包む方法が分かってくるのかもしれません。虚像というか、虚栄というか。
人間はみな地球へ投げ出された役者とはいえ、つかみとったような与えられたような役割をただ演じるだけなんて。
“本当の自分”という表現は詭弁だと言われますが、ではなぜ人は今の自身に違和感を覚え、それを探したがるのでしょう。

自分を100%表現できる人。これが最強の人なのかもしれません。
…きっと、聡太さんが好きなのは、ここに近いように私の目には映るからでしょう。

強制スクロールで時を刻むのではなく、自ら歩む道を描いていく、そんな強さを手に入れたいです。

今日の一言:「ピリピリした時ほど、強い気持ちが必要。それは練習でつけられるのか分からないけど、
毎日練習して、試合にも出て自分のプレーへ自信を持てれば、自然と勝ちへのこだわりも強くなると思う」
(1日1日を無駄にしない―その言葉は、今の私には諸刃の剣ですよ)


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