Land of Riches


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 2001年01月13日(土)   特掃班出動せよ 

眠気が一日取れないので、昼は薬を半分、夜はなしにしました。でも眠いです。理由は明白、仕事の疲れ。
年末年始のヤマを超えて時間に余裕があるので、今、年末にできない“特別清掃”をやっているんですが、
私もそのメンバー(特捜班ならぬ特掃班)に入ってしまいまして。染み取りや研磨など使用する薬剤が普段より強力なので
手の荒れぶりも凄まじく、指フェチだった元彼が見たら辞めさせそうな感じです(笑)
特掃班は名前の通りグループで活動するので、携帯メールをいただいても昼食休憩でしかレスできません。すみません。

あと今はお金が本当になくて(あったら今頃つくばですよ…行きたかったなカンファレンス。
でも、管理人しかも複数を派遣したサイトなんて、この世広しといえどもソラヲミナヨだけなはず。
日本各地に住んでいる9人のうち、1人がつくば市民だなんて奇跡でしかありえません。
いつも思ってますが、羽田さんたちの縁で参加させていただけたこと、光栄です<羽田さんの口癖(笑))
携帯へいただいたメールを常時接続になったパソコンからBIGLOBEのアドレスで返したり、
「18きっぷ」を早々と売り払って、やっと『サカマガ』や『Number』を購入している状況です。
いろいろお誘いいただいても応じられなくてごめんなさい。時給がアップする日祝日は外したくないんです、極力。
来週末に給料が出るんですけど、ほぼ間違いなく借金返済で大半が消えてなくなるでしょう。
アルゼンチンなんて、おぼろげすぎて思い描くことさえ後ろめたさを感じます。

秋から現在までの生活を長い目で見ると、現実からの逃避と現実への逃避を繰り返しているようです。
12月末に比べると、精神的に上向きで波も小さくなってきているとは感じてますが、
まだまだ“正常”とは思えないので―本当なら年明けから昼夜バイトに費やすつもりだったんですけど。

電車での移動が苦手なのは、他の人を見ていろいろ考えてしまうから。その分、下手すると浴室よりたち悪いかも。
あちこちでバーゲンが行われているので、大きな袋を持っている人をよく見かけるんですけど、
見ると、物を買って満たされたり、ストレスがなくなる人が羨ましい…って感じてしまうんです。
楽しそうに喋ってる人を見ると、そうやって話せる相手がいて羨ましい、と。
おそらく私以外の乗客全員は、私みたく、自分の身体のどこに“自分”がいるのか分からなくて、
二本の足で立っているのすら気持ち悪いなんて感覚は知らないんだろうな、と思うと、
全ての人が特別に見えて―そんなわけはなく、特別なのは自分で、一人だけ普通じゃないと考えてしまうんです。

入浴が苦手なのは、湯船に入ってしまうと、本当、自分の身体しかそこにないからです(苦笑)
自分しかいないので、つい自分について考えてしまう―これは小学生ぐらいからそうです。
就職活動時の自己分析―市販のマニュアルを一通りやった経験がある―ではありませんが、
おのれ(の正直な姿)を見つめるのは案外苦痛で、きっと“普通は”人生の節目ぐらいでしか考えないんでしょう。
私もまた、こういう状態に陥るのは節目前後であったりしますし(現在も節目をまたいでいる途中?)

「幸せなんかない」と諦めるのではなく「幸せも不幸せもない」と悟るのが“諦観”だと思うのですが。

写真を撮られるのが苦手(ちなみに撮るのも下手)なのも、自分があまり好きでない証拠かも。
ある瞬間の自身を切り取って、ずっと保存してくれるもの―本来はありがたい作用のはずですが。

そうそう、サッカー関連の写真を使った賀状は珍しくなくて、私も家族も特別扱いしないのですが、
選手権のために出すのが遅くなったと今日届いた1枚は、ちょっと胸打たれるものがありました。
アジアユース、銀メダルをかけた集合写真。選手はチームメイトのサインで黒くなったセカンドユニ着用。
そこには笑顔もあるんですが、一体この時彼らはどんな心境だったのか、と想像すると。
思い出すから見たくもないと語る選手も少なくない銀メダル。記念の品として手放せない仕様にされたユニフォーム。
もちろん、あの悔しさを忘れてはいけないと私も思います。でも…どこか残酷に感じるのは私が変なんでしょうか。

…いつか何もかもが昔話として笑って語れる日が来るはず。それが時という―私が忌み嫌っている―もの。
そう、フル代表までのぼりつめた中田浩二さんがインタビューで答えているように。
金色の鶴は、その日の訪れを祈っているのかもしれません。

今日の一言:「責任を植え付けるって、取られた方だってショックなんだよ。あれで目が覚めた気するもん、今思うと」


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