Land of Riches


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 2000年12月25日(月)   サンタは遠くに住んでいる 


クリスマスイブは日曜日―こんな最高のシチュエーションなのに、家にいましたよ私は!(泣笑)
弟は帰ってこないのに、私はいつもより多い仕事を終えて帰宅しました。がくっ。

でも、こんな私にもプレゼントはあったりして―素敵な電話をいただきました。
私、かぶっていた猫を脱ぐと、えらく無口になるんです。今日も一方的に話していただいて、相づちすらまともに打てない。
電話で話していただいた一言一言が胸に染みました。そう感じる私には、まだ“心”があるんだな、と安堵したり。

もう何年前になるのか、支え―愛する人―を失い、心がひび割れて乾いていくのが分かって、
月日の経過と共に、乾いた心が崩れて砂になり、その砂すら世間の風に吹き飛ばされて
自分には何も残ってないのかとすら感じてました。誰か他の方と共鳴できる“部分”なんてないと。
だけど、電話の最後には泣いてました。今、自分が置かれているシチュエーション上、
この涙をこらえなければならないのが非常に辛いんですけど、遠くにだけれど私を分かってくれる人がいる、
そして近くには分かってくれる人がいない、二つが痛いほど分かって、嬉しくて、悲しくて。

これをこうやってネットに載せるのも、きっと伝えたい相手がいるから。
ネット日記を嫌い、他人のそれの受け取りを拒否している私が書く言葉ではない気もしますが…。

人は独りで生きていかねばならない。人は独りでは生きていけない。
いつも言ってますが、人生はこの矛盾をアウフヘーベンしたものを探し当てる旅だと思います。
自分でどうにかしないといけないとあがき続けてきた私には、後者の言葉がじーんと来るのです。
なんでもそうです。「人は…」というたぐいは、すべて「私は…」に過ぎません。
私ハ独リデ生キテイカネバナラナイ。私ハ独リデハ生キテイケナイ。私ハイツカ死ヌ。

体裁を繕おうと必死に保つ強さより、弱さを正直にさらけ出す“強さ”の方がいいなんて、頭では分かってます。
でも難しいんです。こんな私にも微塵の自尊心があって、その攻撃に苦しめられてます。
だからこそ、動じないディフェンスリーダーやおおらかなストライカーに惹かれるのかもしれません。
自分の中で“ハネケン”たちがそこまで大きな存在になっていたとは、思いもよりませんでした。
もっと素直になりたいです。自分を大切にできない人間には、他人を大切にはできないから。

私は独り。私は独り?―私は独りじゃない。誰かを見てて、誰かに見てもらえてる。

そんな訳で、本当にありがとうございました!>Hさん Hさんは私のサンタクロースです(^^)
いつか一緒に、羽田憲司のプレーを生で見に行きましょう! 百聞は一見にしかず!!
たとえ漢字は書けなくとも(苦笑)素晴らしい読みを披露してくれますよ、きっと。
「僕は考えながらプレーするタイプだから」

…「渡る世間は鬼ばかり」みたいに、親がこれを見て愕然とする日は来るのかな、なんて考えも浮かびますね(微苦笑)


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