Land of Riches
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2000年12月18日(月) |
ひとは、きっと、ひとりじゃない |
いっそタイトルも「ヤーチャイカ」にしようかと思いましたが、パクリにも程があるということで(Hさんごめんなさい!) 懐かしのコーナー名を復活させました。今でもL⇔Rは大好きです。 Web日記嫌いを公言する私が、こんなものを始めてしまったきっかけは…またその気になったら書きましょう。 …単純に言ってしまえば、胸に巣食う病を鎮めるための、一つの実験です。
さて、家がJRの駅近くなので、どこへ行くのもJRなんですが、JR東海の中吊り広告は自社ものが非常に多いです。 東京にいた頃は、中吊りで雑誌の内容を把握していたものですが、こちらでは不可能な話です。 そんな自社ものの中に、今年、数年ぶりに復活したクリスマス・エクスプレスがあります。 今までは「男が女に新幹線で会いに行く」だったのが、2000年は「女が男に会いに行く」になりました。 タイトルはそのキャッチコピーなんですけど、独りでないのを確かめるのに新幹線へ乗らなければならない恋なんて、 ものすごく辛いじゃん…などとぼやきながら見てしまうのです(遠距離恋愛は特にお金がかかる…(しみじみ))
変な話ですが、実家へ戻ってホームシック…とはちょっと違うんでしょうけど、よく東京が恋しくなりました。 東京自体は好きになれないんですけど、一人暮らしの自由、サッカーをたくさん見に行ける環境エトセトラ。 (ホームシックも経験あります。自分の近くに知っている人が誰一人いない恐怖は、実に凄まじいものでした。 引っ越しの手伝いをしてくれた母が帰宅した翌日、逃げる―すがる―ように向かった先は鹿島のクラブハウスでした。 練習前、高松緑地公園を仲睦まじく散歩する親子連れと孤独な自分とを見比べて覚えた絶望は忘れられません。 そして、東京から一人で来た私へ親切にして下さった地元の方がいたから、当時好きなチームが3つあって、 強いて順位をつければ1番サンフ・2番アントだった私が、今の私(苦笑)になったのです。 ある取材で答えた鹿島の魅力=「地元の人がチームを支えているのが好き」というのは、要はそういうことです。 …V6入団前の鹿島には、あまり女の子一人での見学というのはなかったような気がします)
東京へ行く、と言うと、親は諦めたような顔をします。今月はじめの練習見学+チャンピオンシップ、 先月の清水戦、その前はU-19合宿に筑波大リーグV、五輪壮行試合+ナビスコ杯準々決勝にFC東京戦と 月に1〜2回のペースでなんだかんだと上京(時には東京経由でもっと遠くへ)しています。 これだけ書いたうち、新幹線で行ったのは数えるほど。ほとんどが夜行(電車よりはバスの方が楽)です。 Express ならぬ Rapid Service (「ムーンライトながら」は快速列車です)というわけで…こうして並べてみると、 いざなった人が一度をのぞき全て同じ選手―言わずと知れたU-19のキャプテン―というのがよーく分かります。
性懲りもなく、木曜も朝4:42には東京駅にいます。今回は喫煙席(それもボックスシート)という悪条件。 そうまでして行った先で、おそらく彼がイチフナという“もの”に色濃く染まっているのを見るんでしょうけど、 7月、新潟へ行く夜行バスで見せていただいた博多土産の写真―麗しき“ヒガシの10番”を止めに行く “市船のキャプテン”をハネダケンジだと認識することを無意識で拒んだ過去を持つ私が、 今、一番恐れているのは「イチフナのユニフォームを着たナカザワソウタ」を見て、どんな感情を抱くか、です。 …もう78回選手権の雑誌も普通に読めますし、枯れ芝舞う千葉の記憶に彼はいないので…。 (新潟でも選手権でも永井・本橋は市船の一員という印象を残しているのですが、聡太くんだけ、なぜかないんです)
…そんなわけで、こんなことをいまだゴチャゴチャ言っている私に「市船ギャル」になる資格はないのです(苦笑) (市船への想い以前に、年齢的にギャルというのはアウトな気が(自爆))
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