anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2006年10月03日(火) ぐっちり
状況が辛い。

んー、『らしくない』気もするけど、とても本来の自分らしい気も。

潰れかけているときほど、さらりとしてしまう。
弱音なんか、本当の弱音なんか
冬寿の前で以外、吐いてたまるか。

他人に弱音をぶつけることで、立ち上がろうとしている。
やられた方は、八つ当りと何ら違いがないだろうけど。
でも最近はそれすらしていなかったように思う。

真面目すぎて融通がきかないから、周囲がイライラするんだよ?
と、冬寿に言ったけれど、融通がきかないのは自分も同じだ。
自分自身に対してだけ、やたらと意固地になりたがる悪癖。

彼が潰れる前に自分が潰れたいと思うのは
体裁であり、意地であり、経済的な打算でもある。
彼が上手く立ち回れるようにという目論見でもある。
でもそれは死ぬほど、そう死ぬほど自分勝手な思い込みで
私が潰れたら、冬寿、絶対上手くなんか立ち回れない。
私の計算通りになんか立ち回れない。
それほど器用でもなければ図々しくもないということは
よくわかっているはずなのに。
むー。

父親から気遣われている、と聞いた。
でも、台所に立って料理なんかしているうちは
きっと大丈夫だと思われているんだろう。
父親は私の『底辺の時代』を知らない。

冷静に自分を省みたら
その頃よりも悪い気がしてならない。
表に出さない分、鬱屈したものがぐるぐるしている。
行き場をなくしたら、自分にしか向かないって
悪いスパイラルにしかならないって知っているはず。
誰よりも自分が。

車の助手席に座っているときは、妙に冷静だ。
何故か一番、物事を、自分を、客観的に観ることが出来る。

かなり薬を飲んで運転したら、道に迷ってしまった。
どこにいるか、というレベルではなくて
どこを曲がったかも忘れていた。
それでも割に正確な方向感覚が、目的地の位置を示していた。
駅まで辿り着いて彼を待ったけれど、寒気が止まらない。

飲み過ぎた所為で、頭が重い。
なのに、全く眠気が来ない。
睡眠薬だぞ睡眠薬、眠くならなくてどうするんだ。
4シート以上も飲んでるのに。役立たず。

まるで自分みたいだ、そう言ったら叱られた。

…しばらく抜け出せそうにない。

それでも笑ってしまうのが目に見えている。
根が楽観的だから笑えるのか、意地になっているだけなのか。
冬寿は、私が無理をしている、という。
思い詰めている、という。

最近は、自分自身よりも、彼の方が私をわかっている気がする。
なんだかなぁ。
逆も同じだけど。


とりあえず体を労りたい。
自宅の階段の昇降だけでブッ倒れそうになる現状は改善したい。
同時に、ぱぁっと気晴らしをもしたい。
散財したいけれど、現実的な面を考えてしまう。
ので、財布の紐は硬い。

彼のシャツやネクタイは必要なので、それで満たしてくるかな。

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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