橋本裕の日記
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演劇部の合宿を終わった25日の土曜日の夜に、名古屋で昔の仲間たちと一杯飲んだ。場所は地下鉄「久屋大通駅」から歩いて5分のところにある「多つ樹」というおしゃれな和風レストランである。ここで料理に舌鼓を打ち、ビールや日本酒、ワインなどを飲みながら3時間近く昔の仲間と語り合った。
昔の仲間というのは、20年ほど前の職場の同僚たちである。私も含めて6人のメンバーで、すでにその頃から毎年旅行に行っていた。今年も7月末に旅行に行く計画があったが、これがお流れになって、とりあえずこの日の飲み会になったわけだ。この日は家族旅行中のKさんをのぞき、5人が集まった。
この数年間の間に、6人のメンバーは次々に退職した。今年の春にもMさんが定年退職し、とうとう現在現役で教員をしているのは私とIさんの2人だけになった。57歳の私が一番若く、最高齢は66歳のTさんである。まずは、今年退職したMさんの近況報告を聞いた。
Mさんはテニスのコーチを頼まれて、テニススクールで教えているという。現職の頃からテニススクールの会員で、私も彼に連れられて、コートで若い奥さん方を相手に汗を流したことがある。もともと体育の教員だから、教え方がうまい。退職後、自分の好きなことで小遣いがかせげるのだから恵まれている。
彼は数年前から八ヶ岳の清里の近くに別荘を建てはじめた。一昨年の一泊旅行で、私たちは彼の別荘に立ち寄ったが、そのときすでに一部の内装を残してほぼ出来上がっていた。彼は週末になると、たびたびそこを訪れるのだという。日焼けして元気そうなMさんの話を聞いていると、私も退職後の生活がますますたのしみになった。
(今日の一首)
白花の夾竹桃のもとにきて 夏の終わりの蝉の声きく
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