橋本裕の日記
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HPに日記を書き始めたのが、1999年8月13日のことである。そしてこの8年間、一日も休まずに書き続けた。今日の日記が2928番目のHP日記ということになる。われながらよく続いたものだ。
これだけ書いていると、同じようなテーマのものも多くなる。それを一つにまとめ、日付にしたがって並べたものが「何でも研究室」に収録した文章群である。そのテーマは多岐にわたり、最初の「経済学入門」から、最近の「財政学入門」まで、75のタイトルがそろっている。われながらこれはたいしたものだと、自画自賛している。
最近は、日記を書きながら、「これは以前に書いたことがあるぞ」と、昔の日記を読み返すことがおおい。そういうとき、テーマ別にままとめてあると便利である。重複を避け、過去の考察を発展させる形で論考をすすめることができる。
ときには書いたことをすっかり忘れていることもある。新しい発見だと思って書き始めた日記なのに、過去に同じことを、さらに詳しく分析していたことを知って、書く意欲が萎えてしまうこともある。ときには自分の思考力の衰えを自覚すると同時に、頭が明敏に働いているうちに書き残しておいてよかったという安堵に似たような気分を味わう。
ともかく日記を書くことは私の生活の一部になっているので、これからも様々なテーマで書き続けるだろう。とくに面白い内容でもなく、文章も古色蒼然としているのに、何人かの人が毎日読んでくださり、ときおり感想のメールまでいただくことがある。これはとてもありがたいことだ。
(今日の一首)
陽炎の燃える暑さや夏帽の 庇は涼し赤とんぼ行く
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