橋本裕の日記
DiaryINDEX|past|will
昨日は授業後、私とMさんはリチャードに連れられて、街に買い物に出かけた。リチャードはMさんのマンツーマン・テーチャーで、セブの夜景を見にTOPへ行ったメンバーの一人である。とても大きな体をしていて、声も大きい。
私たちはリチャードの案内でセブで一番古いというデパートに行き、お土産を買った。私は妻や娘達に貝でできたペン立てを買い、Mさんは二人の息子達にTシャツを買った。他に欲しいものがいろいろあったが、荷物が増えると厄介である。それに懐も寂しくなってきた。
買い物のあと、カサベラーデへ行き、夕食を食べた。私は連日のカサベラーデである。今回は定番のリブステーキは食べずに、パスタを食べた。なにやらシャレた長い名前がついていたが、出てきたのはスパゲッティ・ミートソースである。まあまあおいしかった。
24歳のリチャードは4年前にセブの工科大学を卒業し、2年前までは中学校の先生をしていた。中学校の先生を辞めたのは収入の割りに仕事が忙しすぎたからだという。なにしろ彼のクラスは64人もいたそうだ。「Shinのクラスは何人いるのか」と訊かれたので、「24人だ」と答えると、うらやましがっていた。
リチャードによるとCPILSには生徒が500人いるが、先生も250人いるそうだ。その比が2:1というのは語学の勉強にはとてもよい環境である。リチャードは中学校を辞めたが、子どもは大好きだし、教えることも大好きだという。とくにCPILSで1人から4人までの少人数クラスで英語を教えるのは楽しいという。
リチャードは食事をしながら、私の学校の様子をいろいろと聞いてきた。演劇部の顧問をしていて、秋の学校祭で劇を上演する話をしたら、「どんなストーリーか」と訊ねる。「ミステリーだ」と答えたらますます興味を持ったようなので、「There is a girl, and・・・」と、おおよその筋書きを話してやった。「ワーオ」ととても面白がってくれた。
リチャードの恋人は同じ工科大学を卒業した同級生で、中学校の理科の先生をしているらしい。中学教師の給料は薄給だし、リチャードも収入の大半を家に送っている。経済上の理由で、結婚は当分望めないようだ。来年CPILSにきたら、リチャードと彼の恋人を誘って泊りがけの旅をしてもいいなと思った。
(今日の一首)
いつしかや異国になじみ友人と 会話たのしむ拙なき英語で
|