橋本裕の日記
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昨日は10時ごろにベッドに入った。いつものようにすぐに前後不覚の眠りに落ちて、ライアンがいつ帰ってきたのか知らない。朝の5時ごろ、鶏の鳴き声で目を覚ました。すでに外が白んでいた。外に出て、浜辺を散歩した。
やがてライアンも起きてきた。私が妻や娘達へのお土産のために貝を拾っていると、ライアンも手伝ってくれた。ライアンは高校を卒業しているが、英語はそれほどうまくない。発音も聞き取りにくいのだが、その分、素朴で誠実な感じがして好感が持てた。
ビラに帰ってきて、ベランダに干してあった私の水着やバスタオルがないのに気づいた。ライアンのものはそのまま残っているので、風で吹き飛ばされたにしてはおかしい。やはり誰かに盗まれたのだろうか。
そんなことを考えていると、ライアンが「水着は浴室の方に移しておきました」という。ベランダに干しておくと盗まれることがあると聞いて、ライアンは私の分だけ浴室に移しておいてくれたようだ。こういう細かい気遣いはとてもうれしい。
ギンギンで朝食を食べた。日本だと観光地の食堂はどこま高いが、ギンギンはとても安い。トーストとコーヒーに、卵2個のベーコン入り目玉焼きがついて100ペソ(270円)ほどである。4人で食べて、500ペソ出したら100ペソ余りおつりが来た。
朝食の後、また男がやってきて、「バイクで島を走らないか」という。1時間でバイク1台につき500ペソだと言う。島の先端の浜辺に行き、そこで海水浴もできるという。私達はさっそく水着に着替えて、このモーターサイクル・トリップに挑戦することにした。
私とMさんは運転できないので、男たちに運転を任せ、その後ろに乗った。ラシアンはハンドルを握り、うしろにミミを乗せて、いよいよ出発である。民家の庭先をかすめ、狭い山道を登ったり下ったりして20分ほどで島の岬についた。
岬の先端が高台になっていて、見晴らしがよかった。写真を撮りあい、海の風景を楽しんだ後、両側に広がる裾の白浜で私達は海水浴をした。水が青く透き通っていた。ゴーグルで覗くと、ここにも沢山の魚が泳いでいた。時間を忘れて遊んでいたため、延長料金をとられたが、これも大変愉快な体験だった。
昼食は地元の人が調理した何種類かの貝の料理を食べ、ココナッツを目の前で輪ってもらって、そのジュースを飲んだ。それから帰り支度をした。浜辺を船着場の方に歩き、途中のレストランで4人でマンゴーシャイクを食べた。それから舟に乗ってマヤに行き、そこからまたバスに乗ってセブに帰ってきた。
最後はカサベラーデで食事をした。それからディプロマットホテルの前まで歩き、そこでミミとライアンと別れた。明日もまたジセールたちとアレグレに日帰り旅行する予定があるので、シャワーを浴びると、10時前にベッドに横になった。そしてあっという間に、眠りに落ちた。
(今日の一首)
椰子の葉の家に泊まれば星月夜 風の音までやさしく届く
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