橋本裕の日記
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2007年08月04日(土) セブの夜景を見る


 前日はCPILSの生徒4人と教師3人でフィリピン料理を食べた後、セブ市が一望できる高台(TOP)へ登った。2台のタクシーをチャーターし、1台につき往復で700ペソと高くついたが、ここから眺めたセブの夜景はすばらしかった。

 TOPはかなり山を登ったところにあり、空気も新鮮に感じられた。夜のせいもあり、半袖では寒いくらいである。しかし、ここは指折りのデートスポットだという。一緒に来た4人の先生の中には、去年私が教えてもらったジセールがいる。ジセールは私のお気に入りの先生で、去年は4度も外に連れ出して食事をしたくらいだった。SPILSに来てジセールと再会できたことがとてもうれしい。

 ジセールは先月、ニューヨークにいる彼氏と結婚した。その写真をレストランで見せてもらったが、彼氏と並んで微笑んでいる彼女はとても幸せそうだった。「Your dream came true. Congratulations!」と言うと、「Thank you」と嬉しそうだった。

 ジセールは2月にはSPILSを辞めて、ご主人のいうニューヨークに行くのだという。セブの夜景を眺めながら、「ああ、来年の夏はセブに来てももうジセールはいないのだ」と思うと、少し感傷的な気分になった。そして、帰りのタクシーの中で、思わず「I’ll miss you」と言ってしまった。同乗していたリチャードとMさんが、「Shin is brave!」とはやし立てた。

 ジセールとは月曜日に、セブから少し離れた観光地のアレグレ・ビーチ・リゾートへ行く約束がしてある。これは去年行く予定で、台風のために断念したところだ。私とMさん、ジセール、アートの4人で行くが、去年もこの4人のコンビで何回か会食したものだった。

 さて、今日から1泊でセブ島北部にあるマラパスクア島に行く。私とMさん、Mさんの去年の先生のミミ、それからミミの彼氏である。ミミの彼氏とMさんは食事をしたことがあるそうだが、私は初対面である。とてもシャイなフィ入りピン人らしいが、おなじくシャイな私と案外気が合うかもしれない。マラパスクアでは彼と部屋をシェアすることになる。

私達の旅行にミミとその彼氏を招待したのは、旅を経済的にするためである。2人分の旅費を負担するのだから高くつくように思うかもしれないが、じつのところ宿泊代と交通費は2人でも4人でも部屋を2つ借り、タクシーを1台借りるわけだから変わらない。それどころか、フィリピン人の二人と一緒だと、やすい宿を探すことができるし、バスやジプニーに乗れば交通費も安くなる。

彼らを誘うのは、ボホールへの2泊の旅で1万ペソ(約2万7000円)という大金を使い、ふところが寂しくなってきた私達の経済戦略でもあるわけだ。しかし、もちろんそれだけではない。CPILSの先生を誘って旅行をすれば、私達の会話はいやでも英語になる。つまり、これは英語を学習する上での最強の学習戦略でもあるわけだ。そして言うまでもないが、旅は道連れというように、2人よりも4人の方が賑やかで楽しい。

(今日の一首)

 肩並べ夜景を見れば花火見ゆ
 娘のごとく君をいとしむ


橋本裕 |MAILHomePage

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