橋本裕の日記
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2007年08月03日(金) We Are One

 マンツーマン・クラスのWinnie(ウイニー)先生の紹介をしよう。彼女は中国系である。お父さんはビジネスマンでCPILSの校長(中国人)とも知人だという。彼女は私の長女と同じ24歳だ。中国語、英語、フィリピン語ができるが、いちばんあやしいのがフィリピン語だという。

大学では情報工学を専攻し、卒業後2年間ほど企業でコンピューターのプログラムを書いたことがある。だからコンピューターに関しては専門家である。ところが、彼女はまた幼い頃から詩や小説を書くのが好きだったという。とても感受性の豊かな女性だ。だから私とは気があう。

彼女には私の英語日記を見てもらっている。そして私の日記を傍らに置きながら、いろいろとおしゃべりをする。かなりハードな4人クラス、8人クラスのあとの最後の授業なので、彼女とのリラックスした癒しの時間がありがたい。

 昨日は彼女をCPILSの隣のSWICHという喫茶店に誘い出し、そこでコーヒーとケーキを食べながら授業を受けるはずだった。ところが約束の3:10にロビーに現れた彼女は申し訳なさそうに「学校の許可が得られなかった」という。

 以前は先生とランチを食べながら授業を受けたことがあった。しかし、最近は規則が厳しくなっているようだ。先生も許可がもらえると思っていたが、タイムカードの関係もあって、勤務時間内の外出はむつかしいのだという。

そこでいつものように彼女の部屋で授業を受けた。私がコンピューターを持っていることを知ると、彼女は手馴れた手つきで、彼女の好きな「We Are One」(わたしたちはみんな一つ)という歌唱曲を私のコンピューターに入れてくれた。この曲の英語の歌詞がとてもいい。正確な歌詞を写し損ねたので、後日この日記で紹介しよう。

彼女によればこの歌は仏教の思想に近いのではないかという。しかし、私にはむしろ日本の古神道の考え方に近いように思えた。いうまでもなく古神道は「山や川など万物に神々が宿り、植物や動物も含めて、私達はみな兄弟である」という汎神論的な思想である。

彼女はこの考え方に共感してくれた。彼女自身は母親の影響を受けてカソリックだが、父親が仏教徒なので、宗教に関しては自由な考え方をしている。日本の素朴な神道の思想も、すぐに理解してくれた。

以前に彼女と外で夕食をしたいと思って申し込んでみたが、後日「父が是非同席したいと言っています」という返事が返ってきた。彼女の父親は私と同世代で、考え方がよく似ているという。私も一度会って話をしてみたいと思っている。

なお、昨日行われると思っていた4人クラスのプレゼンテーションは来週の火曜日だった。どうも私の勘違いだったようだ。まだ時間があるので、日本の祭りや宗教について、もう少し詳しく調べてみようと思う。そして4人クラスで、ウイニーと私のお気に入りの「We Are One」を紹介しようと思っている。

(今日の一首)

肌の色言葉もちがう異国人
なれどわれらはみんなひとつ


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