橋本裕の日記
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2007年07月25日(水) 4人クラスの紹介

 昨日は3時20分頃に目が醒めた。そこでさっそく24日分の日記を書き、メモリステックに収めた。それを学校に持って行って、空き時間にパソコン室でアップロードしたわけだ。これからもこの方法で日記を更新しようと思う。

ただし、出来ることなら、もう少し睡眠時間をとりたい。昨日は5時間ほどしか眠っていない。そのせいか朝から頭痛がした。バッファリンを持参したので、それを飲めば収まることは分かっていたが、薬に頼りたくはない。そこで最初の2限目(10:30〜12:10)の4人クラスの授業から、頭痛を抱えて望むことになった。

4人クラスのテーチャーはフィリピン女性のShing(シング)である。英語では最後の「g」の発音はふつう省略されるので、「シン」と聞こえる。ところが私のCPILSでの愛称が「Shin」だから、とても紛らわしいことになったが、まあ、仕方がない。シング先生から「なぜ英語を勉強するのにフィリピンのCPILSを選んだのか」と聴かれたので、次のように答えた。

<Because the teachers are very kind, beautiful and cut.>

 すかさずシングが「Except me!」と答えたが、これは謙遜である。私の目にはとてもキュートで可愛く見えた。しかも芯が強そうで、教師としての威厳を備えていて頼もしそうなところがよい。このキュートな先生が気に入った私は、「Do you have a boyfriend?」などとしつこく質問を浴びせかけて、「No more about my boyfriend」と困らせてしまった。

ちなみに大好きな人がいるそうである。「Is he kind to you?」と聞くと、「Yes, he is kind.」と顔を赤らめていた。それから、威厳を取り戻して、こう言った。

<I want be a good friend of you outside , but I am your teacher in my class.>

4人クラスの生徒は、私の他は3人とも韓国の青年である。3人ともとても誠実そうで、好印象をもった。ここで3人について紹介しておこう。

 まず、私の隣に座っていたサイモンである。彼は26歳。大学でロシア語を専攻し、去年は1年間ロシアに留学していたのだという。将来は韓国語と英語とロシア語を自由に使ってロシアでビジネスをしたいと言っていた。フットボールが大好きだというナイスガイである。

私の前に座っていたのは、ジョッシュというやはり26歳の青年で、大学では情報工学を専攻したのだという。CPILSで半年間英語のスキルを鍛え、さらにオーストリアで半年間英語の勉強をする予定らしい。英語が出来ないと、韓国では大きな企業に就職できないし、将来性がないのだという。

これは私の斜め前に座っていたディビッドも同じらしい。彼は大学で電子工学を専攻した。そして企業で数年間働いてお金をためた後、英語のスキルを磨くためにCPILSに入学したのだという。3人とも私のように世界中に友達を作りたいなどという道楽半分ではない。英語を自分の将来を切り開く最強のアイテムだと考えている。それだけに真剣である。

しかし、私の見るところ、韓国の学生の大多数が彼らのような真面目な勉強家というわけではなさそうだ。半分は勉強そっちのけで、青春をエンジョイしている。恋愛ごっこも盛んだ。そんな若く大胆な若人たちが、私の目にはいささか傍若無人にも見える。

今日の日記は夜中の2時ごろから書き出した。実は1時半ごろ、廊下で大きな声がして、せっかくの安眠を妨害されたからである。私はガマンがならなくなって、ステテコ姿で廊下に飛び出して、こう叫んでいた。

<You guys, please consider the time>

廊下で声高に話していた3人は私を見て、申し訳なさそうに「sorry」と言った。それからすぐに話をやめ、部屋に消えた。言えば分かるのである。しかし、言われなければわからないところがかなしい。

とういわけで、そのあと眠れなくて日記を書き始め、現在3時過ぎである。歯茎が腫れて痛い。まだ書きたいことが山ほどあるが、8人クラスとマンツーマンクラスの紹介も次の機会に譲り、今からふたたびベッドに戻ろう。もうひと眠りしないと、歯茎の痛みに加え、今日もまた寝不足の頭痛におそわれそうだ。無事眠れるとよいのだが・・・。

(今日の一首)

 椰子の木の葉陰に立てる少女あり
 われも憩へり少女の笑みに


橋本裕 |MAILHomePage

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