橋本裕の日記
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昨日は2年生の生徒4名とランチを食べに行った。2月の学年末の試験で、私の数学で100点を取ったらランチを奢るといったら、女生徒が二人100点を取った。それで彼女たちとランチを食べに行こうということになったが、双方の都合で伸び伸びになっていた。
新年度になり、この話もう時効かと思ったら、そう甘くはなかった。彼女たちがしっかり覚えていて、彼女たちと仲の良い演劇部の男女2人もくわえて、5人で名古屋のファミリーレストランへ行くはめになった。妻にこの話をすると、「ギャルたちと食事ができていいわね」という。
たしかにギャルに囲まれてランチを食べるのも悪くはなかったが、つい太っ腹なところを見せようと、食後のスイートまで大盤振るいして、財布が軽くなった。思い切り身軽になって、風に吹かれながら自転車で家に帰ってくると、「楽しかった? 今度は私に奢るのよ」と、妻が厳しい追い討ちをかける。
あたふたと自室に閉じこもり、パソコンのメールを見ると、信州のMさんから、「家の回りの山々が良くて、今日も仕事が手に付かなくて困ります」といううらやましいメールが届いていた。昨日も山登りをして、そこにカタクリの花の小群生地を見つけたそうである。
Mさんは「カタクリの花は、何か陰のあるほっそりとした美人を連想します」と書いている。たしかに片栗の花が風に吹かれてゆれているさまは、その可憐な風情がなんともいえずよい。さっそくこんな句を作って、Mさんに届けた。
かたくりに少女の影さす片思い 裕
(今日の一首)
信州の友より届く花便り 少女のおもかげ片栗の花
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