橋本裕の日記
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2007年04月10日(火) 町内のお祭り

 先日の日曜日は、町内のお祭りだった。そろいの水色のはっぴに白い鉢巻のりりしい子どもたちに担がれた神輿が、威勢のよい掛け声とともに町内を練り歩く。そして、集会所の前には屋台が並び、終日人が絶えない。私たち一家の昼食も屋台の焼きそばやたこやきである。

 一角に「あなたの血管年齢を診断します」というコーナーがあったので、さっそく測ってもらった。指先を機械の穴の中において、しばらくすると結果がプリントアウトされてきた。見ると私の血管年齢は「57歳」である。実年齢そのものである。つまり私の血管は年相応に老化していますよ、ということらしい。

 妻も測ったが、「60歳」と出た。実年齢より7歳も老化が進んでいるということだ。妻はショックだったようだ。しかし、近所の人の血管年齢がわかってくるにつれて、妻のショックはやわらいだ。

 心臓に障害があり、病院に通っている人が実際よりも20歳も若い結果が出てきた。そうかと思うと、60歳前半でばりばり現役の男性が80歳と診断されている。つまり、私の「57歳」という診断はまったくまぐれのようなものだ。

 この機械はどうもあてにならないという結論になった。しかし、こんなことで町内の大人たちが楽しく交流できるのだから、まあ、お祭りの余興としては成功したのだろう。

 太鼓の出し物があった。はっぴを着た小学生の子どもたちが、太鼓を叩く。日ごろ練習しているだけあって、なかなか見ごたえがあった。太鼓のリズムにしばらく陶然と身をゆだねた。

(今日の一首)

 子どもらの叩く太鼓が鳴り響く
 お祭り気分でみんなともだち

 この日、妻も私も風邪で体調が悪かった。しかし、子どもたちの元気な太鼓の音を聞いて、「風邪なんかにまけないぞ」という気分になった。再来年は私に町内会の役がまわってくる。前回は防犯委員だったが、次は会長か副会長か会計、この三役からまぬがれそうもない。そろそろ町内のために何かお役にたたなければならない年齢になってきている。


橋本裕 |MAILHomePage

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