橋本裕の日記
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週に2,3回と思って書きはじめた英文日記だが、結局毎日書いている。朝食前に日本語で日記を書き、散歩のあとそれを英語に翻訳する。こういう生活のリズムができてしまった。
何事もそうだが、続けようと思えば習慣にしてしまえばよい。そうすれば慣性の法則で、ものごとが自然に成就される。英文日記も時間を決めて書くのを習慣化すれば、書くのが当たり前になる。
英文日記を書くようになって、海外の英語サイトを読む機会が多くなった。たとえば「バウチャー制度」について書くときは、グーグルでバウチャー制度について検索する。そしてそこに現れた英文を手がかりにして、翻訳を進めるわけだ。たとえば、次のような英文が現れる。
<The Florida Supreme Court ruled on January 5 that the state's original voucher program violates the state constitution>
ここで、裁判所が判決を下すというのは、「rule that 〜」でよいし、法を犯すというのは「violate」という動詞を用いればよいことがわかる。日記にはこの英文をコピーして使わせてもらった。
ときには5本ほど英語の文章を参考にする。それらのあちこちにちらばっている有用な表現を探し当てたときは、パズルが解けたときのような楽しさがある。
もっとも英文日記を書いていると、他の事はほとんどできなくなる。9時過ぎに散歩から帰り、書き終わるのが11時近くになるからだ。大急ぎで風呂に入り、昼食を食べる。そして、12時には家を出て、学校に行く。帰宅するのは、夜中の11時過ぎである。あとはそのまま寝床に倒れこむだけだ。
好きな本を読んだり、DVDを見たり、録画したTVの番組を見たりできるのは、休日くらいだ。酒も飲まないし、美食家でもない。最大の楽しみが散歩だというから、ずいぶん味気のない人生のようだが、こうしたシンプルライフをこれからも続けてみようと思う。
「英文日記」 http://9128.teacup.com/hasimoto/bbs
(今日の一首)
24の生徒あずかり今日もまた 夜学はたのしオアシスなれば
私のクラスは24名である。男子が13名で、女子が11名。「24の瞳」ならぬ、「48の瞳」である。今日の短歌に「夜学はたのし」、と書いたが、もちろん楽しいことばかりではない。仕事としてみれば、つらいことが8割、楽しいことが2割である。
しかし、生徒たちにとって、夜学は心がくつろげるオアシスであってほしい。私たちの仕事は、学校をそうした学びと成長のオアシスにすることである。そのための苦労は、少しも苦労ではない。それは私たちのたのしみなのだ。子育てが苦労であると同時に、たのしみであるように。
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