橋本裕の日記
DiaryINDEXpastwill


2006年12月24日(日) 日記よ、ありがとう!

 HPに日記を書きだして、7年あまりが過ぎた。もうじき2700日になる。この間、一日も休まなかった。われながらよく続いていると思う。これからもこの記録を伸ばしていきたい。そのために大切なのは、まず第一に健康である。たんに体だけではなく、精神もまた健康でなければならない。

 昭和天皇は15歳の時から日記を書いていたという。これは宮内庁が管理していて、公開はされていない。一部でも公開してくれればと思うが、そうするとこれを政治的に利用しようという人たちが現れるかも知れない。むつかしいところだ。

 私の日記は公開をしてもしなくても影響はない。高校生の頃から大学ノートに書いていたが、その頃は数年間書いた後、まとめて焼いていた。現在、私の手元に32歳の頃からの日記帳が十数冊残っているが、これも近いうちに焼き捨てようと思っている。

 20冊近くたまると、日記を処分するのも、一仕事である。3年ほど前に新婚当時の日記を1冊処分したが、川原で火をつけて焼くのがたいへんだった。この点、HP日記は処分が簡単である。キーボードを数回叩くだけでおしまいだ。

 高校時代から書いていた日記だが、内容は読んだ本の感想やメモが主体だった。私は昔から読書が好きで、ヒマがあれば本を読んでいた。そして読んだ本の感想や印象に残った言葉を書き留める。こうした習慣は今も続いていて、図書館や喫茶店へも必ずメモ帳を持っていき、その場で書きとめる。その延長上にこの日記があるわけだ。

 読み流すだけではなく、それを書きとめることで印象が鮮明になる。それを何度か読み返し、記憶を新たにして咀嚼する。そうして作者と対話をしながら、自己の認識を点検し、そして自らの精神の栄養にする。こうしたことを私はもう数十年間やってきたが、自らの思想を育てるうえで、日記はその大切な培地だった。「日記よありがとう」と今は感謝の気持ちでいっぱいだ。


橋本裕 |MAILHomePage

My追加