橋本裕の日記
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12月7日の日記「仲直りして育つ子供の心」は、朝日新聞の「声」に投稿した文章である。たまたま同じ日に新聞にも掲載された。
掲載された文章を見ると、題が「大人が見守る子どものけんか」とかわっている。その他、いろいろと直されている。こんな具合である。
喧嘩→けんか いつ訪問しても→(略) ちょっかいをかける→ちょっかいを出す 私もうるさい奴らだなと思いながら→(略) 出会った→出くわした 喧嘩のやり方→けんかの仕方 「えっ」と身をすくまして→(略) 昔は「喧嘩両成敗」で、派手にやっていた→昔も派手にやっていたものだ 喧嘩を奨励するつもりはないが→(略)
−−−−大人が見守る子どものけんか−−−−−
私の弟には4人の息子がいて、にぎやかだ。下の子がやんちゃで、上の子たちにちょっかいを出す。そして最後には泣かされる。それでもまたけろりとして、上の子に足げりをする。
こうした騒々しい芝居さを見守るのも、大人の愛情である。子供たちも大人に見守られているので、安心してけんかができる。こうして元気よく育っていくわけだから、「けんかはあっちでしろ」といいたいのを我慢する。
散歩の途中、小学生の男の子が道端の畑でかんかをしているのにでくわした。一方が傘を持っている。けんかの仕方を知らないと大けがをするかも知れないと思いながら、足をとめて見守った。
そこに、近所の老人が現れ、「おい、へびがいるぞ」と脅かした。二人はあわてて畑から出ていった。けんかを忘れたように、仲良く肩を並べていた。
昔も派手にやっていたものだ。けんかと仲直りを繰り返しながら友だちになった。あまり神経質になると事なかれ主義になり、友達をつくる機会が奪われるのではないかと思う。
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掲載された文章の方がすっきりしている。さすがはプロだ。朝日新聞の「声」への掲載は48回目だが、こうやって投稿した文章と比較してみると文章の勉強になる。3000円の図書カードをもらって添削指導を受けられるのだからありがたい。ちなみに各年の掲載数をあげておこう。
2000年・・・14回 2001年・・・10回 2002年・・・8回 2003年・・・6回 2004年・・・2回 2005年・・・3回 2006年・・・5回
以前は現金で3000千円もらっていた。これをためておいて、年末にユニセフや「ペシャワール会」に寄付していた。しかし、2004年に図書カードになってからは、娘や生徒にやったり、自分で使うことが多くなった。現金でなくなったせいか、投稿回数も減っている。われながら現金なものだ。
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