橋本裕の日記
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ちょうど1年前の昨日、愛犬リリオが死んだ。昨日、日記を書いてからこのことに気付いた。昨日がリリオの命日である。享年16歳だった。小型犬マルチーズとしては長生きした分だろう。
リリオが生後まもなく家に来たとき、長女は小学校の2年生で、次女はまだ幼稚園児だった。その後16年間も家族の一員だったリリオには色々な思い出が寄り添っている。走馬燈のようにいろいろな情景が思い出される。
散歩が大好きな犬だった。私もリリオと散歩した。今も、リリオと歩いた道をひとりで毎日歩いている。そうすると、ときどき彼のことを思い出す。
数年前に、長女が飼っていたウズラを家にひきとった。ウズラのハルコはリリオが好きで、卵を生むときリリオに寄り添って、その柔らかい毛の中に産み落としたりした。リリオは少し迷惑顔だったが、ハルコをいじめることもなく、犬とウズラが仲良く寄り添っているのを眺めていると、心がなごんだものだ。
そんな写真が残っている。うずらのハル子にお菓子をやっていると、リリオが近づいてきて、そのようすをじっとみている。その様子を娘が携帯のカメラで撮したものだ。
http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/ruruo.htm
ちょうど、一年前の今日、リリオを妻と二人で近くの斎場に持っていった。リリオが愛用していた毛布と一緒に彼が生前寝床として使っていたダンポールの箱に入れた。そこに彼が生前愛した形見の品やお菓子や花を入れた。斎場の事務所の入り口にその箱をおいたときの、何とも言えない淋しい気持をいまでも覚えている。別れというのは辛いものだ。
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