橋本裕の日記
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この連休はほんとうに秋晴れのよいお天気だった。秋分の日の土曜日には妻と二人、各務原にある木曽川の近くのレストランでコーヒーとケーキがついた千円のランチを食べたあと、食後の運動のため「明王山」という近くの山に登った。
車で途中の駐車場まで行き、40分ほど山の坂道を歩いて、頂上の展望台に来た。展望台にはベンチがいくつか置いてあり、そこでおにぎりを食べているカップルもいた。
展望台から見える360度のパノラマがすばらしい。遠くに御岳や南アルプス、伊吹山や白山まで見える。名古屋駅のツインビルや、時には名古屋港もみえる。眼下には木曽川や犬山城が見える。妻も私もここからの眺めが好きで、年に何回か来る。紅葉の季節もよいし、初冬や春先には雪山のパノラマがすばらしい。
下りの帰りは30分ほどしかかからないが、途中休み休み、時間をかけて降りた。鳶が悠々と空を舞い、梢では小鳥やつくつくぼうしが鳴いている。メジロの姿も久しぶりに見た。日差しは強いが、風がさわやかだ。木陰に来ると汗ばんだ肌から汗が引いてい行く。こんな短歌ができた。
木洩れ日に妻の影まじっているよ つくつくぼうしにこおろぎの声
昨日の日曜日も快晴だった。散歩で木曽川の堤防を歩いていると、河川敷で地元の野球チームが練習をしていた。私と同じ年輩の人たちが、ユニホームに身を包んでさっそうとプレーをしている。近くに広大な芝生の河川敷があるので、お年寄りがゲートボールを楽しみ、子供たちの野球チームも試合をする。
私は堤防の上で、腕立て伏せを20回と、ストレッチ体操をした。50分ほどの散歩の途中、毎日これをすることにしている。そうすると、一気に体が軽くなる。気分も爽快である。ふたたび歩き出し、空に漂う白雲を眺めながら、ふと、「雲よ、悠々と行け」という言葉がうかんだ。散歩から帰り、ノートを開くと、こんな詩ができた。
雲よ 悠々と行け
旅にあこがれる 私の分身としてただよい いつくしみの雨を降らせよ
やがて消えていくのだ あとかたもなく
その時がくるまで 雲よ 悠々と行け
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