橋本裕の日記
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先日、久しぶりにビデオレンタルへ行って、DVDを借りた。5本で1週間1000円だというので、「ダーク・エンジェル」のDVDを5巻借りた。これを見たいと思ったのは、友人のtenseiさんがHPで紹介していたからだ。3/8、3/9、3/13の「tensei塵語」を引用させていただく。
<全42話のドラマである。昨夜第1話だけを見て、今夜第5話まで見た。第1話は通常の2倍の長さだったらしく、通常は1話完結45分進行である。しかし、完結する1話も、決して単純な1本道ではないようだ。
ドラマの時代は2010年代の、かなり近い未来らしい。遺伝子操作で戦士として実験的に生み出され訓練を受けた少年少女たちが脱走し、その中で生き延びた娘マックスが主人公である。DNA研究所の訓練士だったライデッガーはマックスたちを追い続けている。マックスは、身を隠しつつもかつての仲間の消息を懸命に求めている。マックスの前に、反政府運動を展開するサイバー・ジャーナリスト、ローガンが現れ、マックスは仲間の情報をローガンに頼る代わりに、ローガンと共に人助けと悪者退治をする。
そのマックスの手法が、行きあたりばったり的ながら、実に鮮やかである。別のタイプのドラマだが、計算され尽くした「スパイ大作戦」と同等の爽快感がある。会話は軽妙洒脱、次の台詞が楽しみになるほど気が利いている。話の展開も、回を重ねるごとに充実してきているし、主役のマックス役のジェシカ・アルバも、最初は品のない表情を見せるのでそれほど気に入らなかったが、その多彩な魅力に嵌り始めている。
普通の人間とは異なる生い立ちゆえに、平凡な一庶民として生活したい、しかし、嘗ての同僚や、自分を救ってくれた人のことは忘れられない。冷めた目で世を眺めながら、辛い人を放ってはおけない。実に複雑な心情を抱え込みながら生きているヒロインなのである。このドラマについては、まだまだ何度も書きそうである>
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=18221&pg=20060308
<夕食後はとにかくまず「ダーク・エンジェル」を見ないと気がすまない、という日課になってしまった。マックス役のジェシカも、可愛くてかっこいいエンジェルになってしまった。特に、第6話で雑誌記者を装ったときは、こんな美人だったのかと驚いた。その可愛くてかっこいいエンジェルが、大胆ながら余裕の闘いを展開するのだから、それはそれは魅力的なドラマなのである。
割とリラックスして見ていられたのだが、きょうの第6・7話は緊張がかなり高まった。何しろ、ライデッガーと直面し、彼がいる場所での闘いだったのだから。。。しかし、マックスは余裕を失わない。ゴルゴ13のような、沈着冷静なゆとりとはちょっと違う。あだち充の漫画に漂う情緒のような、さらりとしたゆとりである。もちろん、友のために泣き、助けたい人のために懸命になる。自身の身体的欠陥や過去の思い出には苦しめられ続けている。しかし、大胆で強情な行動力にこめられた潔さが快いのだ。DVDの1枚1枚に、マックスの写真が1カットずつ印刷されているが、取り出して機械に入れる前にうっとりと見つめるようになってしまった(笑)>
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=18221&pg=20060309
<第17話は、マックスのDNA研究所から脱走した仲間のひとり、ベンにまつわる物語だった。マックスが人助けに奔走して修羅場を生き延びているのに対し、ベンは殺人を繰り返している。研究所で訓練を受けていたときの、殺戮の快感が忘れられないのだと言う。
ベンは〈異常〉で〈例外〉だろうか? よく考えてみれば、ベンの言うことにも理がある。殺人マシーンとして生み出され、訓練された彼らにとって、殺人は自己実現であり、アイデンティティーの確立と言えるかもしれない。それが彼らの生まれてきた目的であり、存在理由なのだから。。。
しかし、脱走を企てたということはその存在理由を捨てたと言うことなのだ。だから、マックスは普通の人間として生きたがっている>
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=18221&pg=20060313
ふつうならレンタルでは借りないで、tenseiさんが貸してくれるのを気長に待っているのだが、この紹介文に誘われて、久しぶりにレンタルへ足を向けた。見始めるとたしかに面白くて、3日間ほどで見終えた。続きを見たかったが、出費を考えて、残りはtenseiさんが貸してくれるのを待つことにした。
ところで、滅多にDVDなど借りたことがないので、「返す」という意識が稀薄だった。一昨夜、ふと気がついて期限をみると、もう2日も延滞している。急いでレンタルショップに駆けつけたが、延滞料金が3千円である。こんなくらいなら、続きを借りておけばよかった。(涙)
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