橋本裕の日記
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2003年04月17日(木) ロシア語の夢が散る

 将来の世界放浪にそなえて、今年はロシア語をマスターしようと、4月からNHKラジオのロシア語講座を聴き始めた。テキストを買い求め、万全の体制で臨んだ。放送時間帯が夕方の4時40分から5時までだから、この時間帯は車にこもって、テキストを広げてラジオを聴かなければならない。

 計画では、その時間帯は部活の指導を中断して、テニスコート脇でロシアの勉強をするつもりだった。しかし、これが出来たのは、最初の3回だけだった。そう都合よく時間がとれないのである。会議があったり、職員室で仕事をしていたり、テニスコートにいても目の前の出来事に忙殺されて、気がつくと5時を過ぎている。とうてい無理な計画だということが判明した。

 番組をテープに録音すればよいわけだが、すでに私はNHK英語の番組を毎日40分録音して、通勤途中に車の中で聴いている。この上、ロシアを録音してもそれを聴くだけの余裕があるか疑問である。それに私のラジカセは予約できる時間帯が一つだけなので、ロシア語を録音するためにはもう一台ラジカセを買わなければならない。

 こんな話を食卓でしていたら、娘がテキストと同時にCDが販売されている筈だという。なるほどCDという選択肢もあるのかと心が動いたが、実のところCDを買っても勉強するかどうか怪しい。なぜなら私は英語のCDをたくさん持っているが、それらはほとんど活用されていない。おそらくロシア語のCDも同じ運命をたどることはあきらかだろう。

 今年はロシア語、来年はドイツ語、再来年はフランス語、さらにスペイン語、中国語と、5年間かけて5カ国語を新たにマスターしようという私の遠大な計画は、その最初の一年からつまづいてしまった。桜の花が散るのと同じくして、みるみる私の野望も色あせてしまった。

 ただ、ほんの3回しか聴けなかったが、NHKのラジオ講座はとても分かりやすく、聴いていて楽しかった。このまま一年間続ければ、なにほどかの会話をマスターし、ロシアの民話くらいは原文で読めるようになるかもしれないという夢を抱かせた。それは私を有頂天にさせてくれたが、つかのまの幻想に過ぎなかった。しかし、いつかまた、この楽しい夢に挑戦してみたいと思っている。


橋本裕 |MAILHomePage

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