橋本裕の日記
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いよいよアメリカ軍によるイラク攻撃が始まった。ミサイルによる空からの攻撃に加えて、二日目の今日は地上軍も投入されたようだ。ブッシュもフセインも譲らず、相次いでテレビに登場して、相手を非難していた。今後戦争は次第に本格化していくのだろう。
世界一強大な軍事力を誇るアメリカの前に、イラク軍はあきらかに劣性である。一般に独裁体制は崩壊が早いと言われるが、イラクの場合どうだろうか。もし民衆のフセイン支持が本心からのものだとすると、ハイテク装備を誇るアメリカ軍といえども手こずるに違いない。化学兵器や生物兵器を持っているとなかなか厄介である。どのくらいの人的被害がでるのか予想がつかない。
それにしてもアメリカは何故こうも戦争が好きなのだろうか。その理由はひとつしかない。つまり世界一強力な軍隊を持っているからである。軍事費は世界でダントツの3000億ドル(36兆円)。兵員数も137万人で予備役を合わせると250万人をこえる。世界で一番大きな組織は、いうまでもなくアメリカ軍である。
世界の軍需産業の売り上げベスト10を見てみると、そのうちの7社がアメリカの企業である。参考までに「2001年、ストックホルム国際平和研究所」による統計を上げておこう。
1位 アメリカ ロッキードマーチン 179億ドル 2位 アメリカ ボーイング 156億ドル 3位 イギリス BAEシステム 155億ドル 4位 アメリカ レイセオン 115億ドル 5位 アメリカ ノースロップグラマン 71億ドル 6位 アメリカ ゼネラルダイナミック 56億ドル 7位 フランス トーマスCSF 41億ドル 8位 アメリカ リットン 39億ドル 9位 アメリカ UTC 35億ドル 10位 フランス A M 33億ドル
以前この日記で、日本の公共事業費に相当するのがアメリカでは軍需費だと書いたことがある。いずれも景気対策、失業対策になる。それから政治家と業界の癒着や利権の温床になり、巨大な財政赤字の原因でもある。
この利権を維持するためには世界が平和であってはこまる。そこで世界に紛争の火種を撒いて、戦争を作りだす。なぜアメリカがかくも好戦的なのか、世界がなぜ平和でないのか、その理由がここにある。最後に、マリア・テレサの言葉を引用しておこう。
「どうか平和への道を選んでください。戦争の勝者と敗者がいるあいだは、決して苦しみや痛みは消えません。武器が引き起こす生活の損失を正当化できるものは何もないのです」
<今日の一句> かくばかり さわがしき日に 墓参り 裕
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