橋本裕の日記
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2003年01月01日(水) 海の幸と山の幸

 数年前までは、正月は福井の実家で迎えていた。12月31日に帰り、2泊するというのが定番だった。福井は海の幸に恵まれている。正月のお節料理に欠かせないのが、数の子、ぼうだら、ま蛸、ぶりの照り焼き、むつの鏡焼きである。そのほか、わらびやぜんまいの煮付けなど、山の幸も豊富だ。そしてこれにカニや刺身が加わる。

 しかし、この数年間は正月の帰省をとりやめている。一昨年は長女の大学受験があり、去年は雪のせいだった。今年も次女の大学受験を控えているので、福井へは正月のかわりに春に帰省することにした。春なら雪の心配はないが、そのかわり正月料理にありつけないのが残念である。

 正月を自宅で迎えるために、なにがしかの準備をしなければならない。妻は31日の午後まで仕事ということで、そのお鉢がまわってきた。昨日は長女と二人でジャスコやナフコ、カネスエなどの店の食料品売場をまわり、お節料理をゲットした。私のおめあてはぼうだらやぶりなど福井でおなじみの料理だったが、残念ながらここ一宮のスーパーマーケットには見当たらない。

 正月はゆっくり炬燵に入って、ひねもすテレビを見ながら料理に舌鼓みを打つというのが福井での過ごし方だった。しかし、料理が貧弱だと格好がつかない。考えてみれば炬燵もないので、風情のない正月になりそうである。しかし、大学生の長女も帰ってきて、久しぶりに家族水入らずの団欒である。映画でも見に行くか、優雅に俳句や短歌でも作って過ごしたい。

  我が心空行く凧に似たりしや見えざる糸を誰かつながむ

 これはもうだいぶん前に詠んだ歌である。どんな心境で詠んだのか忘れたが、何となくたよりのない歌である。短歌や俳句にはその時々の心が現れていて面白い。最近はこんな短歌を詠んだ。こちらの方は、人生に前向きで、感謝の心が現れている。

  木枯らしに寝床ととのひ温かき妻を娶りし幸いならむ
  
 それはそうと、今年から年賀状を全廃した。昨年の賀状にその旨を書いたのだが、喪中の葉書がかなり来ている。賀状も来そうだ。正月から返しを書いていると大変である。しかしなしのつぶても具合が悪い。浮き世の義理や人情から足を洗いたいのだが、なかなかむつかしい。

<今日の一句> 海の幸 山の幸あり 寝正月  裕 

 末筆になりましたが、皆様、本年もよろしくお願いします。


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