橋本裕の日記
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全国から1万5000人以上の選手・役員が参加した第57回国民体育大会(よさこい国体)秋季大会が10月31日に閉幕した。総合優勝(天皇杯)は東京、二位は埼玉、三位は愛知だという。
国体ではこれまで必ず開催県が総合優勝を飾ることになっていた。ところが、今年は異変が起こった。開催県・高知は総合優勝(天皇杯)できなかった。何と39年ぶりのことだという。
橋本大二郎知事は記者会見で「総合10位だったが、選手が力を出し切った素晴らしい結果だ。秋だけ見れば4位と画期的な成績。多くの県民から、身の丈に合ったよい大会だったという評価を頂いたと思う」と総括した。
私はかねて、国体で必ず開催県が優勝するのを、「日本7不思議」の一つに数えていた。なぜこんな不自然なことが起こるのか。それは開催県がお金をかけて県外の有力選手をあつめるからである。そんな汚いことをしてまで総合優勝をしなければならなかった。
今回、この不文律が破られた背景には、不況による税収不足のなかで、もはやこうした虚栄にこだわってはいられないという事情があったのだろう。面子よりも県民の生活のためにお金を使うことをよしとした高知県の判断を大いにたたえたいと思う。
毎日新聞の11月1日の余録には、国体の各県持ち回りについて、もはやそうした時代ではないと書かれてある。私はさらにもう一歩踏み込んで、国体そのものの必要性を問いたいと思う。スポーツ振興といえば国体などのお祭り騒ぎしか浮かばない貧しい発想を変えていくべきだろう。お金はもっと有効に使えるはずだ。
さて、「日本7不思議」の残る6つについてだが、それはおいおいこの日記で書いていきたいと思っている。とにかく日本という国は不思議なことがたくさんある国だ。数え上げればきりがないので、7つにしぼるのが難しい。
<今日の一句> 知らぬうち 国体終わり 寒き風 裕
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