橋本裕の日記
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2002年06月13日(木) 日本の教育の問題点(8)

E「学校5日制に反対している人たちが多いと聞きましたが、それではまた、もとのようにもどしてはどうでしょうか」

私「それはもう、時代の流れとしてむつかしいでしょうね。家庭や社会のあり方を変えていくように努力すべきではないでしょうか。学校にすべてを押しつけるのではなしに、家庭と地域でそれぞれ分担し、おたがいに連携し合うことが大切だと思いますね。私の友人で高校生の息子さんをブラジルに留学させている先生が掲示板にこんなことを書いてくれました」

<次男は今、ブラジルの高校に行ってますが、授業は朝7:00から始まり昼の12:30に終わるそうですよ。午後はフリー。息子はホストブラザーの大学生の兄につれられていろいろと楽しく過ごしているようですが、彼は日本語も英語もぺらぺら。日本の学生より優秀です。

 日本の高校生は「自分はダメな人間だと思うことがある」の割合が73%らしいですね。どうして自分に対して否定的になるのでしょうか。否定的にならざるを得ない環境にもっと目を向けないといけないのかもしれません。大人も子供も「夢」や「情熱」や「挑戦する気概」をもてない今の日本はどこか狂っていますね>

C「たしかに自立心や独立心を奪うような教育はおかしいですね。夢や希望がもてず、自分に否定的にならざるをえない環境が問題でしょうね」

G「とにかく学校5日制という枠を作ったわけです。これからこの制度をどう活用していくか、前向きに考えた方がいいですね。まだ、スタートしたばかりですが、やがてここから様々な活動生まれ、<夢>や<希望>が育っていくのではないでしょうか。当面はいろいろと紆余曲折がありそうですが、ながい目で見ればきっとそれなりの成果が生まれてくるかも知れませんね」

F「私にはそうは思えません。自由やゆとりを活用することができるのは、ほんの一部の子供たちだと思います。自立心や独立心のない今の子供たちが、自主的に何かに参加したり、学んだりするとはとても思えません。教育には強制も必要です。自由という名の下に教育の手抜きが行われてはならないと思いますよ。今の子供たちに必要なのは忍耐心ではないでしょうか」

C「やはり、放任はいけません。何かの手だては必要だと思いますね。補習や部活動もその一つでしょうが、できたらもっと社会性の身につく活動があればいいですね。たしかに忍耐心も大切ですが、私は日本の教育の欠点は社会性の軽視にあると思っています。このことが生徒達から学ぶことの意欲を奪っているのだと思っています」

D「アルバイトでもいいですね。ボランティアやNGOの活動に参加するのもいいし、大学の公開授業に参加してもよい。学校5日制が定着し、入試制度がすこしづつ変わっていけば、生徒たちの姿勢も変わって行くし、ひいては社会全体がかわっていくと思います」

私「学校5日制はそうした可能性を開くものだと思います。そうした未来の芽をこれから大切に育てて生きたいですね。後ろ向きの議論ばかりが目につきますが、ここはひとつ私たち大人が発想を変えて、これをひとつのチャンスととらえていきたいものだと思います」

B「方向性としてはそれでいいのかもしれませんが、それでは当面深刻化している学力崩壊はどうしたらいいのでしょうか。学校5日制が行われる中で、学力の崩壊をどう防いでいくか、何か有効な手だてがあるのでしょうか。話をもう一度、この点に戻してくれませんか」

<今日の一句> 紫陽花も ほのかに匂ふ 雨上がり  裕


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