橋本裕の日記
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2002年06月12日(水) 日本の教育の問題点(7)

D「今年度から学校の週休二日制が完全実施されているわけですが、たしかにあまり評判がよくないようですね。ますます学力崩壊に拍車がかかるのではないかという懸念がひろがっています」

A「私立では完全実施を見送るところが半数以上あると聞きます。これでは公立学校との格差が広がるのではないでしょうか。公立学校でも何か手だては考えているのですか」

D「学校によっては土曜日に補習を実施しています。あと、課題を出したり、部活動をしたり、いろいろと対策を考えているようですね。しかし、これは本来の趣旨からいうと、おかしいのではないかと思います」

私「そうですね。週休2日制のねらいは、子供を学校から解放して、家庭や地域に返し、そこでいろいろな体験をさせるということでした。そしてそうした豊かな体験を通して、いわゆる<生きる力>に結びついた本物の学力を身につけさせようということではなかったかと思います」

B「しかし、家庭や地域にそれだけの包容力がない現状で、子供を学校から解放するのはどうかと思います。結局、子供たちは暇を持て余して、自堕落になるだけではないでしょうか。外国の場合は、週休2日制があたりまえだと思うのですが、どんな暮らしをしているのでしょうね」

私「外国の場合は先進国、後進国を問わず、週休2日制があたりまえです。たとえばアメリカの場合、子供たちが学校に行くのは180日そこそこですが、日本の場合、去年までは220日以上ありました。1月以上も多く出校していたわけですね。日本で今年から週休2日制が完全実施されて、その差は20日ほどちじまりましたが、それでも外国では夏休みが2ヶ月以上ありますから、まだまだ日本の子供の方が20日近く多いわけですね」

D「外国の場合は家庭や地域が教育を分担していのではないでしょうか。アルバイトやスポーツ、ボランティア活動なども盛んだと聞いています。さらに、決定的な違いは、外国には日本のような入試制度がないことですね。大学進学のために塾に通ったり、学校で補習をうけたりしなくてもいいわけです」

G「週休2日制度は外国ではあたりまえですね。子供だけではなく、大人もそうですから、違和感がないのではないでしょうか。日本の場合は、残念ながらそうなってはいませんね。何しろ働き盛りの50代の自殺率が異常に高い国ですからね」

私「人口10万人あたりの自殺率は、年間27人で、これはアメリカの2倍以上、イギリスの3倍以上だそうです。日本は世界で最も自殺者の多い国らしいですね。残念なことですが」

A「先日新聞を読んでいたら、自分を人並み以上だと思っているかという質問に対して、イエスと答えた日本の子供は3割りそこそこしかいない。アメリカや中国では、これが7割から8割り以上になっていました。日本の子供たちは自分に自信を持っていないようですね。これは大人も同じかもしれません」

私「週休2日制の是非を論じているうちに、思いがけない方向に議論が発展してきましたね。ますます収拾がつかなくなりましたが、この際、疑問点や問題点をどんどん出しましょう」

<今日の一句> 父の日と 家人いつわり ケーキ食う  裕


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