橋本裕の日記
DiaryINDEX|past|will
私がテニスを本格的にやりはじめたのは、教員になってからである。最初に任されたのが女子テニス部の顧問だった。三河の山の中の小さな高校だったが、女子テニス部は割と活発で、総勢二十名ほどの部員がいた。
白いスコートから伸びた脚が、新米教師の私には何やらまぶしい。どぎまぎしながら、彼女たちの練習に加わったが、初心者の私は指導するどころか、される立場だった。これではあまりに情けないということで、土曜日の夜、名古屋のテニススクールに通い始めた。
初心者のクラスだったので、基本をしっかり教えてもらえた。ストレッチ体操、素振り、フットワーク、フォアハンド、バックハンド、ボレー、スマッシュ、サービス、ロブと、ひととおり修得するのに1年ほどかかった。女性の先生だったが、的確なアドバイスがあり、きびきびした気持ちのよい先生だった。昨日は短歌教室のことを書いたが、テニス教室でも私は教師に恵まれた。そして、テニスがとても好きになった。
テニススクールには20名ほどの生徒がいたが、男性は私ともう一人のA君だけ。そこで私は、日曜日に私の勤務校のコートでテニスの練習をしようと、A君と数名の女性に声をかけた。田舎の学校なので、まわりは山である。2,3台の車を連ねて、ピクニック気分で出かけ、清々しい環境で、一日テニスに熱中した。夏はテニスの後、学校のプールで泳いだりもした。
そのころ私の車の助手席にいつも乗っていたのが、現在の妻である。テニスが縁で結ばれた訳だが、結婚した後、妻はほとんどテニスをしなくなった。どうやら、妻にとってテニスはどうでもよくて、よき伴侶を見つけるための手段だったらしい。もっともこの二十数年間、私がよき伴侶だったかどうか疑問だが・・・。
さて、今日は学校で部活である。この春の試合で引退した3年生11名を迎えて、追い出しコンパの親善試合をする。年に一回のお祭りなので、部費から弁当を出し、賞品もたくさん用意した。顧問の私、コーチ役のS先生も加わり、上位入賞を目差す。私の目標はとりあえず10位入賞である。わが部活も毎年レベルが上がってきて、私の目標が年々控えめになってきた。
<今日の一句> 影ふたつ 睦みし人に 風やさし 裕
|