橋本裕の日記
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2002年04月30日(火) 青葉山登山

 一昨日の4月28日(日)、妻と次女と私の3人、それと愛犬リリオで、青葉山に上った。青葉山というのは、私が小学校の2,3年生の頃に住んでいた福井県と京都府の県境にある山だ。標高660メートルあまりの、美しい休火山で、その姿から若狭富士と呼ばれている。

 中腹にある松尾寺まで、車で上り、そこから2時間ほどかけて、山頂を目差した。私は二回目だが、妻や娘にとってははじめての青葉山登山である。竹林を抜けてしばらく行くと、鳥居があり、そこから道が険しくなる。私はリリオを抱いて、吹きだしてくる汗を拭きながら登った。

 途中、昼食を食べた。山頂で食べようと思っていたが、思った以上の難行で、栄養補給が必要だった。しかし山の中で、鶯の声を聴きながら食べるおにぎりやお茶の味は格別だった。樹間を吹き渡るひんやりとした風が、汗ばんだ肌に快かった。

 登るにつれて、山のようすも変わってきた。杉木立がいつか樺や楢などの原生林になっている。傾斜はさらに険しくなり、苦しかったが、休み休み、どうにか登った。頂上に花崗岩の大きな岩が露出していて、その上に立つと、360度のパノラマが楽しめる。高所恐怖症の私は、片手にリリオを抱きながら、必死の思いでその岩場をよじ登った。

 眼下に若狭の海が見えた。少し離れたところに、美浜町の原子力施設が見える。晴れていたが、遠くは霞がかかって、はっきりしない。秋の澄んだ日だと、ここから遠く立山が見えるという話も聞いた。頂上の風はすこしひんやりした。十分もいると、肌のほてりがすっかり引いていた。

 山から下りて、そのふもとの青郷という村を訪れた。妻や娘に私がかって住んでいた家や、小学校を見せた。私と母が毎朝、弟のおしめを洗いに通っていた川がその近くにある。その川の袂に車を止めて、眼前の青葉山をもういちどしみじみと眺めた。

 ふるさとの みどりは深し 青葉山   裕
 


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