橋本裕の日記
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2002年04月29日(月) ほんとうのこと

 昔の日記からの詩の引用も、今日で終わりたい。しかし、手元に置いて読み返したい詩、過去の生活の匂いを持っていて、愛着を覚える詩がまだいくらもある。近々「橋本裕人生詩集」として、38篇ほどをHPに載せてみたいと思っている。

   ほんとうのこと

  ほんとうのことは
  難しい言葉を使わなくても
  やさしく表現される

  深さというのは
  森の湖のようなもので
  表面を覆っている
  いらないものを捨てきれば
  しぜんに底まで見えてくる

  このことがわからずに
  人は虚飾の迷路に入り
  むつかしい言い回しを考えて
  頭がいいなどと自惚れて
  湖の表面をかきまわすので
  ますますほんとうのことがわからなくなる

       (1986年4月26日)


橋本裕 |MAILHomePage

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