橋本裕の日記
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「政治」をどう定義するかということで、辞書に当たってみることにした。手元にあるのは広辞苑(岩波)と日本語大辞典(講談社)である。
「権力の行使、権力の獲得・維持にかかわる現象。主として国家の統治作用にかかわるものであるが、それ以外の社会集団および集団間にもこの概念は適用できる」(広辞苑)
「ひろく社会集団がその意志を決定しメンバーを拘束する手続きや仕組みと、それにともなう権力闘争などの現象」(日本語大辞典)
「政治」を現象面から見れば、それは「権力闘争」ということだろう。しかし、その本質にまで遡れば、それは「集団の意志決定」ということになる。日本の政治の場合で言えば、日本がどのような進路を選択するか、それを決定することが、つまりは日本の政治ということだ。
進路の選択に当たって大切なことは、そこにどのような選択肢があるのか、はっきりさせることだろう。だから政治には「政策」が必要だ。政治家は政策をはっきり国民の前に提示しなければならない。そしてそのために必要なことは、国家の将来に対して、明確なビジョンを持つことだ。
「政治」の本質が「集団の意志決定」だということがわかると、政治がとても身近でわかりやすくなる。政治はなにも国会議事堂や首相官邸にあるのではない。それは人々の集まるところ、学校や家庭、地域にもある。
自分たちの将来を自分たちで作ろうという意識が芽生えたとき、私たちのなかで「政治」が目を覚ます。私たち一人一人の決断が家庭や地域を変え、国や人類の未来を変える。民主主義はそのような自覚と展望を持って行動する人々によって支えられる。
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