橋本裕の日記
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2001年11月03日(土) ひとり立つことの勇気

 昨日の夕刊に米軍のアフガン攻撃に心を痛めた少女が、反戦クラブを作ろうとして、3日間の停学処分を受けたという記事が載っている。校長は「この難局下に反政府主義を標榜するのは、真珠湾攻撃の直後の米国で日の丸をふりかざすようなものだ」との強硬意見らしい。

 tenseiさんが「アメリカが戦前の日本みたいになっちゃってるなぁ」と掲示板に感想を書いているが、私も同じ感想を持った。自由と民主主義の国アメリカという幻想がまたひとつ崩れたという感じである。

 ところで、サンフランシスコのすぐ東にあるバークレーの市議会で10月16日に「アメリカ政府に対して、アフガニスタン空爆をすみやかに終決することを求める決議」が採択されたという。

 決議には「テロリストを公正な国際機構の判決にゆだねる」ことや、「貧困、食料難、抑圧、従属など、テロ行為を生む絶望的な原因をつきとめて、克服する」こと、「石油依存から持続可能なエネルギー資源への転換をめざす」ことも付記されているという。

 これに対し全米から非難が殺到しているらしい。バークリーにある業者からはものを買わないという経済的圧力や、市長を殺すという脅迫など、いろいろあるようだ。アメリカ人の92パーセントが空爆に賛成するなかで、反対の声を上げることはかなり勇気のいることだ。

 ちなみに連邦議会がブッシュ氏に開戦の権限を認めようとした時、ただ一人反対したバーバラ・リー議員は、バークリーならびに隣りのオークランドという選挙区の出身だという。

 1964年のベトナム戦争では、二人の議員が戦争に反対した。今振り返ってみて、ベトナム戦争はアメリカの大きな負の遺産になっている。アフガニスタンへの空爆は後世にどう評価されことになるのだろう。

(今日から1拍2日の予定で、琵琶湖と京都へ出かけます。渡岸寺の十一面観音や広隆寺の弥勒菩薩を拝んできます。旅の報告は明日の日記に書くつもりですが、更新は深夜になりそうです)


橋本裕 |MAILHomePage

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